『スピングルムーヴ』というスニーカーブランドを知っているでしょうか?自分は知りませんでした。
ある日会社のお洒落な先輩にオススメの革靴について聞いていたところ、話の流れで「革靴とは別にスピングルムーブ、あれは良いよ。」と言われたので調べてみました。
スピングルムーブとは?
スピングルムーブは職人気質あふれる街、広島県府中市から誕生しました。「流行に左右されず、日本産にこだわり、個性的なデザインで時代のニーズに対応して勝負できないか?」とにかく日本人の足型を研究し、究極の履き心地を追求してきました。
(公式サイトより引用)
母体は創業約80年の歴史をもつゴム総合メーカー「ニチマン」で、「スピングルムーブ」というブランドは2002年の立ち上げと比較的歴史は浅いです。が、れっきとしたMADE IN JAPANブランド。
この後触れますが、その独特なソールは体育館シューズからヒントを得て作られた、など面白いエピソードが公式サイトには綴られています。
スピングルムーヴとは?はじめてスピングルを履かれる方へ | スピングルカンパニー | SPINGLE COMPANY
独特のソールに違和感…でも好みのデザインもある
第一印象はそのつま先まで包む独特のソールに対して「うわっ…」って感じだったと思います。
それでも他のモデルを見ていくと好みのものもありました。最初に「あ、これ良い」と思ったのはSPM-168 Tricolorでした。
直営店に行く
※お店の方の許可を得て撮影
阪急や岩田屋などの百貨店での取り扱いの他に福岡県にはキャナルシティに直営店があります。たまたま別件で近くを通りかかった時に立ち寄ってみる事に。
自分の場合足が大きいので(28~28.5cm)実際に履いてみないと分からない部分が多く、ネットで見るより実店舗に足を運んだ方が良いのです。
半ば諦め気味で店員のお姉さんにサイズがあるか聞いてみるとXLサイズ(28.5cm)が5モデルだけありました(これだけあって5モデルか…と笑)。
その中で気になったのがこの2つ。
SPM-241 Camel
ディアレザー(鹿革)を使用したモデル。履いて思ったのは「既に」足に馴染んでいるということ。
公式通販の商品説明には『ディアレザーは、非常に軽くしなやかで通気性が良く、特有のシボ感(凹凸)があるのが特徴。履いてみると見た目以上にソフトで快適な履き心地を感じて頂けます』とありますがまさにその通り。
鹿革という珍しさもさることながら普段では選ばないであろうカラーに惹かれました。ほぼ通年使えそうな汎用性も魅力的。


SPM-356 Navy
初めて公式サイトを見た時に一番気になったのが↓(SPM-450 Navy)でした。
スニーカーでありながらオイルワックスの艶とネイビーの重厚感が実に上品。
在庫してるか聞くと、在庫はないが似たモデルならあると出されて履いたのがこのSPM-356 です。
SPM-450ほど艶はありませんがブラックとネイビーの中間のような色合いが良く、ハイカットなのでこれからの冬の時期にもピッタリ。
ただやはりカジュアル感は強くなってしまいます。


どちらも足に馴染んで履き心地がよく迷わせます。決められなかったのでその場では買わずに一旦帰宅(一生懸命勧めてくれたお姉さんには感謝しつつ)。
いざ購入
後日色々と考えましたが欲しいという思いは変わらなかったので買いに行く事に。
PM-450はいつか手に入れたいのでSPM-356で妥協はせず、今回は鹿革のSPM-241を選ぶ事にしました。
再び行く頃には前回から2週間ほど経っていたので店頭在庫がまだあるかだけが不安でしたが無事ありました(こういう時は足が大きい事に感謝)。まぁネットで買っても良かったんですけど、お姉さんが良い接客してくれたのでこの人から買いたいなと。
前回の試着時に靴紐を暗めの色に変えたら良くなるとの提案を受けたのでその場で紐を変えてもらって清算。
ギャラリー
帰宅後に何枚か撮ってみました




靴紐はカーキとブラウンで悩みましたがブラウンにしました。
紐が目立ち過ぎる事無く元の紐よりも締まって見えます。


余裕のXL。ソールは裏から見ても独特の形状をしています。
使用上の注意書き。”休ませてあげて下さい”という文面から伝わる作り手の愛情。


一見これからの冬の時季には派手に思えそうな色ですが、冬は全体的に色味が暗めになりますし自分もその傾向があるのでワンポイントになって意外と合うと思います。鞄と色を合わせても良いでしょう。
長い付き合いになると思うので今から履いて出掛けるのが楽しみな一足。
・スピングルムーヴを履いて1年。痛くない・疲れないスニーカーです。 - 青に惹かれて。