青に惹かれて。

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チェコ産マニュファクチュール PRIM「レガシー1 ヤン・レツル」着用レビュー

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今回はチェコの「PRIM」という時計の着用レビューになります。

日本での知名度は低いブランドですが、1945年創業のマニュファクチュールです。

「端整」を意味するブランド名の時計はスタンダードでありながら、どこかノスタルジックな雰囲気を漂わせます。

普段から試着をさせてもらうことはありますが、今回の「レガシー1 ヤン・レツル」はわざわざ記事にしたくなるほど魅力的な時計でした。

ご協力いただきました福岡天賞堂さんにはこの場を借りて感謝いたします。

ameblo.jp

 

 

基本スペック

  • ケース幅:38mm
  • ケース厚:12mm
  • ラグ幅:20mm
  • パワーリザーブ:48時間
  • 防水:5気圧
  • 風防:ドーム型ボヘミアンガラス
  • 機構:手巻き
  • 価格:¥462,000(税込)
  • 備考:ブレゲ針、ブレゲ数字、コールドエナメル加工、日本限定モデル
  • 製品ページ

 

デザイン

文字盤

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パッと目に付くのがブレゲ針とブレゲ数字。

文字盤はコールドエナメル加工がなされ、風防にはボヘミアンガラスが使用されています。

僕が褒めたいのが文字盤の潔さ。
6時位置にスモールセコンドやデイトを付けたくなりますが、この時計は「CZECH MADE」の文字のみ。それもかなり小さい。

シンプルと言ってしまうのは簡単ですが、昨今これだけ引き算をしているデザインは本当に少ないと感じます。試しに「デイト無し 3針」で検索してみてください。選択肢は意外と少ないはずです。

特徴的なブレゲ数字が隠れることもなく、純粋にエナメルとブルースチールの美しさを堪能することができる空間を作り出しています。

ボヘミアンガラスとは16世紀頃から続くチェコの伝統産業で、日用品から高級品までさまざまな製品に使用されています。
無色透明なのが特徴で、実際透明度は高く視認性の高さを感じました(無反射コーティングを施してるかもしれませんが)。

 

f:id:take_blog:20191102232208j:plain前述した通り、針は全てブルースチールで、とても綺麗に光ります。

僕が所有しているノモスもブルースチールですが針が細いので、光の当たる面積が広いこの時分針だとよりブルースチールの美しさが際立ちます。

分針は先端を曲げて、レイルウェイインデックスに届かせているので時刻の読み取りは容易です。

 

風防

f:id:take_blog:20191102232216j:plainf:id:take_blog:20191102232210j:plain風防はドーム型ですが、側面から見るとそこまで盛り上がってないのが分かります。このくらいだとぶつける心配もないですね。

 

ムーブメント

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ムーブメントは自社製のcal.93。3/4プレートなのは近隣のドイツの影響でしょうか?

ローズゴールドメッキ加工が珍しいですね。

ケースバックには「広島県物産陳列館(原爆ドーム)」の刻印がなされています。チェコの時計になぜ日本の広島の建造物が刻まれているのでしょう?

 

モデル名にある「ヤン・レツル」とは?

ヤン・レツルとはチェコの建築家で、1915年に竣工された広島県物産陳列館(原爆ドーム)の設計者です。だからケースバックに刻印がなされているんですね。

レツル氏はこれ以外にも日本で複数の建築物の設計を手掛けていますが、広島県物産陳列館以外は消失してしまっています。

この「レガシー1 ヤン・レツル」は、そんな同氏の没後90年・広島県物産陳列館の竣工100周年という節目の年である2015年に、「レガシーコレクション」の第一弾として発売されました。

同氏の功績を称え、日捷友好の証として発売された100本の日本限定モデルになります。  

 

 

PRIMを買うなら正規店で

PRIMは並行差別がありますが、その取扱店は全国に8つしかありません。

その中で九州唯一の取扱店である福岡天賞堂さんはPRIMのほぼ全てのモデルを取り扱っています。お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょう。

取扱店舗 | PRIM WATCHES (プリムウォッチ)

 

まとめ

日本ではほとんど情報が無いブランドですが、その時計は両国の繋がりを感じさせるものになっています。

広島県物産陳列館がチェコ人の設計だったなんてこの時計に出会うまで知りませんでした。

見た目だけではなくバックボーンにも美しさを感じる時計は、間違いなく唯一無二です。

日本人としてチェックしておきたい1本ではないでしょうか。

 

 

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