ノモスのタンジェントを購入してからちょうど1年になりました。
この記事ではタンジェントを買って1年経った今の気持ちを書いています。
- 買って後悔はしていないか?
- シンプルなデザインに飽きていないか?
- 精度は維持されているか?
- 改めてどこが良いのか?
購入直後とはまた違うレビューになっていると思いますので、ぜひノモス購入の参考にして欲しいと思います。
タンジェントを買った理由については前回の記事でまとめてありますので、読まれてない方はこちらから先に読んでいただくと良いかと思います。
タンジェントを買ってよかったこと
“安っぽい”のではなく”洗練されている”
ノモスの良さの一つにシンプルなデザインがありますが、それゆえに安価なファッションブランドと変わらない印象を持つ人もいると思います。要は安っぽいと。
しかし実物を自分の目で見て、自分の手首に乗せてみると全く違った印象を受けます。決してチープではない。
その印象は購入した後でも同じで、ある瞬間にふと自分の手首に乗っているタンジェントを見てみると「あぁ、買って良かった」と思える高揚感・満足感を感じる瞬間が必ずあります。
ポリッシュ仕上げのケース、パウダーがかった白銀仕上げの文字盤、塗装ではない青焼きの針。
こうした妥協なきディテールの仕上げが洗練された印象を生み出すのでしょう。
薄いケースとコードバンベルトによる着け心地の良さ
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タンジェントの厚さは6.2mmと機械式としてはかなり薄いです。
ラグは長めですが、真っ直ぐではなく腕に向かって内側に曲がっています。
これによってベルトと腕の隙間が少なくなり、ベルトが浮かずに腕にフィットします。
さらにホーウィン社のシェルコードバンの純正ベルトは、しなやかで手に馴染みやすい。
着け心地の良い時計は他にもありますが、ノモスのそれは少し独特だなと。
どこでも着てられて1年中楽しめる
ノモスを買った当時、その理由の一つに着用シーンを選ばないことを挙げました。
実際その通りで、友人の結婚式(受付を担当)ではノモスを着けていきました。
逆にオフシーンでは、相性のいいNATOやパーロンストラップ(画像はこちらの18mmを購入)に付け替えれば、革ベルトに厳しい夏場でも使えます。
スーツでもカジュアルでも、夏でも冬でも、どんな場面でも対応できるノモスは1年中楽しむ事ができる時計だと思います。
また、いかにも「高級時計です!」な雰囲気を出さないので嫌味もありません。
クロノメーター級の精度の高さ
現状、僕の個体は±5秒以内は確実に維持しています。これはクロノメーター級の精度です。
「クロノメーター”級”」と書いたのは、ノモスがクロノメーターを取得していないからです。
取得をしないのは、ノモスの時計がすでに高精度であるからだといわれています。
機械式において、精度の高さも所有欲を満たしてくれる重要な要素だと僕は思っています。
高級時計を所有する事で変わったこと
ありません(笑)
「それノモス?」と言われた事すらありません。
ただ物に対する価値観は少し変わりました。
「中途半端な価格のものを買うよりは、多少値が張っても良い物を長く使おう」という考え方を持つようになりました。
所有する満足感はかなり高いです。
「所有欲を満たす」という言葉がありますが、こういうことなんだなと実感しています。
まとめ
- デザインが洗練されていて飽きない
- 着け心地が良い
- オン・オフで着ける場面を選ばない
- 精度が高い
- 所有欲が満たされる
なんども言いますが、高級時計の1本目にノモスを選んで本当に良かったと思います。
雑誌で初めて見て好きになった、あの時の自分の直感を信じて正解でした。
シンプルなデザインは飽きずに永く使えると言われていますが、僕は一生所有するつもりです。
この記事を見ている方がノモスを買おうと迷っているのなら、必ず手首に乗せて好きになった時の自分の感覚が合っているか確かめてみてください。
そして間違いがなければ、ぜひ購入してその魅力を味わって欲しいなと思います。
3年使った感想はこちら
さらに3回目のレビューを書いています。
3年間使ったことで、ノモスや腕時計に対する考え方も深まり、客観的なレビューになったかと思います。
タンジェントのレビュー記事はこれで最後となる予定です。
よろしければこちらもご覧ください。