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腕時計について浅く狭く書くブログ

ルイ・エラール エクセレンス トリプティック着用レビュー

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2020年11月、スイスブランド「ルイ・エラール」の基幹コレクションである“エクセレンス”から新しい3つのモデルが登場しました。

特徴的な針の形が目を引く時計で、個人的にも気になっていました。

そのうちスモールセコンドモデル、レギュレーターモデルの2つを着用させていただいたのでレビューしてみたいと思います。

もくじ

ルイ・エラールとは?

ルイ・エラールはスイスの時計ブランド。

このブログで取り上げるのは初めてなので、簡単に同ブランドについて紹介しておきます。

1893年2月16日
創業者ルイ・エラール誕生
1929
ラ・ショー・ド・フォンでルイ・エラール社創業。商号は ルイ・エラール&アンドレ・ペレ。
1931
ルイ・エラールブランドとして初の時計製造。
1942-1980
他社に向けたムーブメントのケース内蔵を主要業務とする。
1992
本社がル・ノワールモンに移転。
2003
10年の沈黙を経てメゾンが民間企業によって買収、再出発をとげる。
2009
メゾンが高級時計にインスピレーションを受けた手頃な価格のウォッチで新たな一歩を踏み出す。Soprod 社と共同で開発した《メゾン》製モジュールを初搭載。
2011
機械式時計誕生80年を迎える。これを祝して誕生した「エクセレンス」はオリジナルコンプリケーションを搭載し、メゾンのアイデンティティーをあますところなく反映する。
2014
ル・ノワールモンでの時計製造20万ピースを突破し、メゾンにとって節目となる年に。
2016
ルイ・エラールはヘリテージを再解釈し、これまで以上に“今”を感じさせるコレクションを提案。
2019
フランス人デザイナーのアラン・シルベスタインがデザインした限定モデルを発表。
ロゴマークも一新しリブランディングを果たす。

引用:株式会社大沢商会 時計事業部

基本的にクラシカルなデザインの時計が多い印象です。

代表的モデルである「レギュレーター」はバリエーションも多く、価格も他ブランドに比べて抑え目になってます。

国内での取り扱いは最近ではないですがまだまだ知名度は低く、オーナーもほとんど見ないブランドです。

スモールセコンドモデル

基本情報

  • ケースサイズ:42mm
  • ラグ幅:22mm
  • 防水性:5気圧
  • 風防:サファイアガラス、両面無反射コーティング
  • ムーブメント:SW261-1
  • パワーリザーブ:38時間
  • 価格:180,000円(税抜き)
  • 品番:LE34237AA01BVA31

デザイン

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この時計の特徴ともいえる針は、モミの木(クリスマスツリーにも使われている針葉樹)をイメージしたそう。

個人的にはランス(槍)をイメージしました。

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スモールセコンドは少々大きいですが、細部の仕上げには手間が掛かってます。インデックスを覆っているのは残念。

ただ、この価格帯の3針時計としては他には無いというか、頭一つ抜けたデザインであると思います。

針を活かすためか、ダイアルデザインはとてもシンプル。 

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そんなデザインでありながらケースサイズが42mmというのは個人的に矛盾を感じます。36~38mm(せめて40mm)が最適ではないでしょうか。

※僕の手首周りは16.5cm 

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厚みも結構あります。数値は公表されていませんが、見た感じ13mm以上はあるのではないでしょうか。

全体的に丸みを帯びたケースであることも分かります。

このケースサイズと厚みによって、着けた時に”存在感”を感じる時計になっているのは否めません。 

レギュレーターモデル

基本情報

  • ケースサイズ:42mm
  • ラグ幅:22mm
  • 防水性:5気圧
  • 風防:サファイアガラス、両面無反射コーティング
  • ムーブメント:SW266-1
  • パワーリザーブ:38時間
  • 価格:310,000円(税抜き)
  • 品番:LE85237AA21BVA31

デザイン

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レギュレーター(時分針が独立している時計のこと)はそれだけで個性がある時計ですが、この針によってより個性が際立ちます。

ケースサイズは同じく42mm。先ほどのスモールセコンドモデルでは苦言を呈しましたが、レギュレーターであれば逆にこれくらいのサイズで良いと思います。

そもそも個性のある時計なので、多少主張するケースサイズでも問題はないかと。

とはいえ完全に僕の主観ですので、実機を見ていただくのが一番だと思います。 

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どちらのモデルもヌバックストラップが標準装備。

ヌバックとは牛の表側の革を起毛させたもの。

スエードと似ていますが、あちらはヤギやヒツジの裏側の革を起毛させたもので、一般的にヌバックの方が高級であるとされています。

毛足が短く、さらりとした肌触りで今の時期にピッタリなストラップです。

ちなみに裏面はラバーが貼られています。

冬素材に夏素材を合わせるというのはちょっとチグハグな印象を受けますが、冬でも汗をかく事はありますしあった方が良いのは確かです。

新旧デザイン比較

レギュレーターモデルでデザインを比較すると違いが分かります。

針はもちろん、インダイアルの幅が狭くなったのでシャープな印象になりました。ブランドロゴの位置は旧モデルの方がバランスが良いでしょうか。 

リューズやラグの形状も変わっていますね。 

ルイ・エラール取扱店は全国でも希少

ルイ・エラールの取扱店は全国でも20店舗しかなく、九州では1店舗しかありません。

その1店舗が今回撮影協力いただいた福岡天賞堂さんです。

常時ルイ・エラールを在庫しており、10本以上のモデルが展示されています。新作や限定モデルもほぼ必ず入荷しています。

今回紹介した2モデルのより詳細な記事も書かれていますので、ぜひご覧ください。

まとめ

  1. 人と被りにくいブランド
  2. モミの木をイメージした特徴的な針
  3. ケースは大きく厚い部類
  4. 裏面ラバーのヌバックストラップ

ブランドロゴを一新し、リスタートを切ったルイ・エラール。

その第一弾と言っていいモデルがこのトリプティックシリーズではないでしょうか。

人と被らない以前に、このデザインに惚れたのならぜひとも実機を見ていただきたいと思います。

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