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5分でわかる!IWCとポルトギーゼの歴史

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先日、IWCのポルトギーゼを購入したことを記事にしました。

www.take87-bluelover.com

しかし憧れの時計とは言うものの、その歴史については曖昧なところがあるのでこれを機に勉強してみました。

タイトル通り簡単に知りたい人向けの内容にしたいので、創業時を中心にまとめています。

ガッツリ知りたい方は、IWCの公式サイトを熟読することをおすすめします。なかなかボリューミーでおもしろかったですよ。

※引用元はページの最後にまとめてあります

 

 

IWCの歴史

IWC会社概要

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  • 社名:インターナショナル・ウォッチ・カンパニー
  • 創業者:フロレンタイン・アリオスト・ジョーンズ(米国出身の時計師)
  • 創業年:1868年(明治元年)
  • 創業地:シャフハウゼン(スイス)
  • 目的:米国市場向けに高品質な時計を製造すること

正式名称を知っている人からすれば、創業者がアメリカ人というのは想像に難くないですね。

その目的は米国の先進的な生産システムと、スイスの時計職人の技を融合させることで高品質な時計を製造し、アメリカ市場に流通させることでした。

1868年という年は日本だと明治元年、まさに明治維新の始まりでした。「明治元年創業のブランド」と覚えておけば話の種にもなりそうです。


創業地であるシャフハウゼンは、スイスとドイツの国境にほど近い場所にあります。
ちなみに僕はこの記事を書くまではずっと「シャウハウゼン」だと思っていました…

GPS機器メーカーのガーミンのグループ本社もここにあり、チェルシーFCを初のビッグイヤー獲得に導いたロベルト・ディ・マッテオの出身地でもあります。

www.myswitzerland.com

 

なぜ創業地にシャフハウゼンを選んだのか?

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引用:スイス政府観光局

  • 近代的な工業用地だったから
  • ライン川の水力を利用できるから
  • 時計製造の歴史があったから

ほとんどのマニュファクチュールはジュネーブなど、フランス語圏である西側に拠点を置いています。

ジョーンズもまたフランス語圏で創業しようとしましたが、西側の職人たちは彼の計画に賛同しなかったようです。

そこからなぜシャフハウゼンで創業することになったのか?

ここで登場するのが、シャフハウゼン生まれの時計師であり実業家であるハインリヒ・モーザー
彼は、同じシャフハウゼン生まれの時計ブランド、H.モーザーの創業者です。

モーザーは故郷であるシャフハウゼンを発展させる為に私財を投じ、ライン川を水源にしたスイス初の水力発電所を完成させました。

これを武器に企業を誘致。そこに興味を持った一人がジョーンズだったのです。

モーザーから工場と電力を借り入れたジョーンズは以降、IWCを成長させていきます。

西側の職人がジョーンズの計画を受け入れたり、モーザーの協力がなければIWCは今とは全く違う存在になっていたかもしれません。

 

創業者の想いとIWCの時計づくり

IWC の伝統は、アメリカ特有の開拓者精神と起業家精神に深く根ざしています。
IWCは創立当初からジョーンズが抱いていた展望を大切にし、堅実で高精度、かつ堅牢で信頼できる時計の製造という価値観を守り抜いています。
機能的な統合性と控えめなエレガンスの融合こそが、フローレンス・アリオスト・ジョーンズが掲げたビジョンであり、その理想は現在のIWCでも輝き続けています。

公式サイトを眺めていると、たびたびこういった文言がみられます。

IWCの時計はよく「質実剛健(飾り気がなく、たくましいさま)」と表現されることが多いですが、企業精神に乗っ取った時計づくりをよく表現している言葉だと思います。

質実剛健で内には熱いものを秘めている

IWCはそんなブランドだと、今回調べて感じました。

 

ポルトギーゼの歴史

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2人のポルトガル商人からの注文

  • 誕生年:1939年(昭和14年)
  • きっかけ:ポルトガル商人による依頼
  • ケース幅:41.5mm
  • 特徴:アラビアインデックス・レイルウェイ分目盛り・リーフ針・6時位置スモールセコンド

ポルトギーゼが誕生したのは1939年、IWC創業から71年後のことでした。

2人のポルトガル商人が、マリン・クロノメーターに匹敵する高精度な腕時計を注文したのが始まりです。
(マリン・クロノメーターとは船の揺れや温度変化に影響されない、高精度な携帯用ぜんまい時計。)

彼らの顧客であるポルトガル商船の船長や将校が、腕に着けられる大きな時計を求めていたからです。

IWCの技術者たちは、高精度な懐中時計用ムーブメントを腕時計ケースに収納することでこれを実現しました。

41.5mmのケース幅・アラビアインデックス・レイルウェイ分目盛り・リーフ針・6時位置のスモールセコンドと、現在のポルトギーゼとデザインがほとんど変わっていないのは驚きです。

 

1993年の復活から現在へ

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しかしポルトギーゼは、1993年の"IWC生誕125周年記念モデル"による復活まであまり製造されませんでした。

今でこそ普通ですが、41mmというサイズが当時の人たちに受け入れられなかったのではないか?といわれています。

f:id:take_blog:20191005134833j:plainしかし、この年を皮切りにポルトギーゼには様々なモデルが登場します。

その中で、ポルトギーゼの代名詞ともいえる「ポルトギーゼ・クロノグラフ」が誕生したのは1998年のことでした。

復活までは人々に評価されない時期を過ごし、1990年代以降栄華を迎えたポルトギーゼは、時代を先取りしすぎた時計なのかもしれません。

 

まとめ

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海の男たちの命を預かる時計から始まったポルトギーゼ。
そしてそれを生み出したIWCというブランドの根幹にある開拓精神。

IWCの中でも1~2を争う歴史ある時計は、様々な想いを乗せて今僕の手元にあることを実感しています。

たまにはこうした歴史に思いを馳せてみるのもまた一つの腕時計の楽しみ方ではないでしょうか。

 

 

引用元