ノモスのベルトは良い物を使っているとなんとなくは分かっていても、それがどういうものなのかは具体的には知りませんでした。
そこで今回はノモスの「ホーウィン社製シェルコードバンベルト」について書いていきます。
ノモスを持っていなくても、「コードバンがどういうものかイマイチ分からない」人でも楽しめる内容になっています。
僕自身に知識があまり無いので、引用多めにまとめてあります。
ノモス タンジェントのベルトについて
- 価格:14,000円(税抜き)
- ラグ幅:17・18・19・20mm
- カラー:ブラック・ブラウン
調べて初めて知ったんですが、ブラックだけじゃなくブラウンもあるんですね!
それどころかブラウンやレッドのステッチが入ったモデルもあります。
全然知りませんでした…。
探してみたところ、楽天市場に取り扱い店がありました。
個人的にブラウン(赤茶ステッチ)が気になりますね。
ノモス 【NOMOS】 純正コードバンベルト ◆17mm 18mm 19mm 20mm◆ 正規輸入品
ちなみにノモス公式サイトではベルトをこのように説明しています。愛。
使えば使うほど味が出てくるノモスの革ベルトはホーウィン社のシェルコードバンを使用しています。この素晴らしい革を作るのに必要なのはたくさんの経験、技術力、忍耐力、愛です。そしてもちろん風の都シカゴであるということです。
コードバンとは?
- 農耕馬のお尻の部分から取れる皮革
- 一頭から採れる量はわずかで希少
- 製品化には半年から1年
- 牛革の2~3倍の耐久性
- キズと水に弱い
- 経年変化によって”育てる”事ができる
- 非常に光沢があり「革のダイヤモンド」とも称される
- その起源は未だ謎
ちょっと多いですが羅列しました。
起源が謎というのはおもしろいですね。
ではシェルコードバンとは?
これ僕も何が違うのか分かってなかったのですが、コードバンもシェルコードバンも同じものだそうです。
ではどうしてシェルコードバンという名称があるのか?
アメリカ、シカゴにある最高級のコードバン素材を扱うタンナー(皮革製造業者)である「ホーウィン社」が、商品名として登録したのが、シェルコードバンです。他社との差別化を図るため、最高級のコードバンを分かりやすく知ってもらうために、「シェルコードバン」として商標登録しました。
つまりホーウィン社製のコードバンのことを「シェルコードバン」と呼びます。
同社のコードバンはオイルをたっぷり含むので、初めから重厚な光沢感があり、使い込む事でさらに磨きが増していくといいます。
いわば最高級コードバンです。
コードバンの手入れ
- 日々の手入れは柔らかい布で乾拭き
- ツヤが無くなってからクリームを塗る
- クリームは薄くすばやく塗り込む
- 水に濡れたらすぐに拭き取って陰干し
ノモス公式サイトでは「石鹸水を含ませた布で拭き、乾かすだけです」とあります。
それでも油分が無くなってきたり、カサつきが目立ってきた場合にはクリームの使用が効果的なようです。
購入からずっと使用しているベルトはなめらかな部分もありますが、カサついて白くなっている部分も出てきてしまってます。
この白い部分はおそらく水で濡らしてしまったからできたと思われます。
その時すぐに適切な処置を施していればこうはならなかったかもしれません…
ノモスのシェルコードバンベルトの特徴
ノモスのシェルコードバンベルトは裏側に原皮の状態を残しているので、同じものは2つとしてありません。
1つ1つに個性が出るので、より愛着が沸いてきますね。
まとめ
ほとんどコードバンの説明でしたが、大切な時計のベルトに使われている素材について知っておくことは大事だと思いますし、これを機にまとめました。
痛んでしまっている1本目のベルトはともかく、新しいベルトはもっと長持ちするように大切に使っていきたいですね。
これだけ希少で質の高い革をベルトに採用するこだわりが実にノモスらしく、魅力的ですね。
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