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5分でわかる!ノモス・グラスヒュッテの歴史

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今回はノモスの歴史についてまとめてみたいとおもいます。

ノモスについては購入レビュー記事を書いたときに調べましたが、広く浅くだったのでこれを機にまとめてみました。 

タイトル通り簡単に知りたい人向けの内容になっています。

覚えておいてもらいたいのは、

・グラスヒュッテという土地
・ノモススウィングシステム

の2つだけです。

※引用元はページの最後にまとめてあります

 

 

ノモス グラスヒュッテの歴史 

会社概要

  • 創業:1990年
  • 創業者:ローランド・シュベルトナー
  • 創業地:グラスヒュッテ(ドイツ)
  • 備考:2014年からマニュファクチュールに

創業は1990年という新興ブランドではありますがその技術力は高く、ムーブメントの95%を自社一貫生産することに成功しています。

「NOMOS」とは古代ギリシャ語で「掟」、「慣習」、「制度」、「法律」など人為法の総称を意味します。自然と対をなす言葉。

「Glashütte」とはドイツ語で「ガラス工場」を意味します。

f:id:take_blog:20180928213248j:plainグラスヒュッテにある社屋は無人駅を利用しており、道路を挟んだ向かい側にはA.ランゲ&ゾーネグラスヒュッテ・オリジナルが位置するという凄い構図になっています。

この社屋とは別にベルリンにデザインスタジオもあります。

 

グラスヒュッテという町

ノモスを語るにはグラスヒュッテという地について触れなければなりません。

グラスヒュッテは周囲を山々に囲まれたドイツ東部にある小さな町です。

15世紀ごろから銀鉱山の町として栄えていましたが、次第に資源が尽きる危機に瀕してしまいます。

そこで当時の王、フリードリヒ・アウグスト2世は町おこしのアイデアを募集。ある人物の「時計産業を興す」というアイデアを採用しました。

その人物とはフェルディナンド・アドルフ・ランゲ。言わずと知れたA.ランゲ&ゾーネの創業者です。

1845年、王の命によりアドルフ・ランゲは、15人の見習い工と共にグラスヒュッテに移り工房を開きます。

f:id:take_blog:20191014112617j:plain彼の尽力によって次第に町と人が育っていき、この工房を中心にグラスヒュッテはドイツを代表する時計産業の地として発展していったのです。グラスヒュッテはランゲのお膝元、と言ってもいいのかもしれませんね。

ノモスがこの地を選んだのも彼の功績があったからに他なりません。

そして2019年現在、そんなグラスヒュッテには下記のブランドがあります。

  • ノモス・グラスヒュッテ
  • A.ランゲ&ゾーネ
  • グラスヒュッテ・オリジナル
  • モリッツ・グロスマン
  • ヴェンペ
  • ブルーノ・ゾンレー
  • ミューレ・グラスヒュッテ
  • チュチマ・グラスヒュッテ
  • ユニオン・グラスヒュッテ
  • ヘメス
  • C.H.ヴォルフ

ミューレ以下は初めて聞きました。
まだまだ知らないブランドがありますね(これ以外にもあるかもしれません)

 

 

Glashütte i/SAという称号

ノモスの正式名称にもある「グラスヒュッテ」の名を冠するには条件があります。

それは「ムーブメントのパーツの50%以上をグラスヒュッテの自社で生産する」こと。
スイス時計の"60%ルール"のようなものですね。

ただグラスヒュッテに本社を構えるだけではダメなのです。

これにおいてノモスは自社生産率95%という驚異的な数字を誇っています。
 

創業から25年足らずで自社製ムーブメントを完成

ノモススウィングシステム

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それまでノモスのムーブメントにはプゾー社(ETA社)の7001をリファインしたものが搭載されていました。

とはいえノモスも次第に自社製ムーブメントの製造に移行していきますが、一部のパーツ(脱進機など)は外部のETA社に頼らざるを得ず、完全自社製ではない状況でした。

しかし2014年3月に転機が訪れます。

完全自社製の脱進機である"ノモススウィングシステム"をバーゼルワールドで発表したのです。

脱進機(ガンギ車・アンクル・テンプ・ヒゲゼンマイ)を自社で一貫して生産できるようになれば、ノモスはETAからムーブメントの供給を受ける必要がなくなります。

つまり*マニュファクチュールとなったのです。
*ムーブメントから自社一貫製造する時計ブランドのこと

創業から24年でマニュファクチュールとなり、以降さまざまな自社製ムーブメントを発表しているノモスの技術力の高さを証明していますね。

僕がノモスを買うきっかけの一つにもなったエピソードです。

 

 

初搭載は"あのモデル"

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ノモススウィングシステムは、手巻きキャリバーであるDUW4401に使われました。

そしてこの記念すべきキャリバーを搭載し、同年の新作として発表されたのがメトロ デイト パワーリザーブ(MT1D4W2)です。

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2019年現在、このノモスの歴史を変えたムーブメントを搭載したモデルは2つしかありません(もう1つはタンジェント パワーリザーブ デイト)

しかしノモススウィングシステムを搭載したムーブメントは全13種類のうち8つを占め、ノモスの腕時計をワンランク上に押し上げました

ちなみにDUWとは「Deutsche Uhrenwerke NOMOS Glashütte」の略で、日本語に直すと「ノモス・グラスヒュッテ ドイツ時計製品」。

 

次々とムーブメントを開発

f:id:take_blog:20190921174319j:plainノモスの勢いは止まりません。

ノモススウィングシステム発表の翌年には、自動巻きでありながら厚さわずか3.2mmの「DUW3001」を発表します。

さらに2018年には、このキャリバーに日付表示機能を搭載した「DUW6101」も発表されています。

この2つのムーブメントを搭載したモデルは「neomatik(ネオマティック)」の名を冠しており、文字盤上にも刻まれています。

ネオマティックキャリバーはただ薄いだけでなく、クロノメーター級の精度をもつムーブメントです。となると価格が上がりそうですが、ノモスの価格は比較的良心的だといえます(ただ、これについては賛否あるでしょう)

こうして追ってみると1990年~2014年の24年間よりも、マニュファクチュールとなってから数年間のノモスの成長スピードには目を見張るものがあります。

 

 

まとめ

f:id:take_blog:20191014192636j:plain今回ノモスの歴史をHPで探したんですが案外載っていないんです。
載っているのは人や歴史よりも、自社製品についてが圧倒的に多かった。過去に調べたIWCとは全く違います。

これはノモスが自社の商品に自信と誇りをもっていて、そこを見て欲しい。そこを知って欲しいという想いの表れなんじゃないか?と調べていて感じました。

過去の歴史よりも今を、今のこの私たちの技術を、商品をご覧になってくださいと。

リサーチ不足かもしれませんが、そう言っているように僕には感じましたし、そこがまたノモスらしいなと思いました。

来年の2020年はノモス生誕30周年ですし、何か大きな発表がありそうで楽しみです。

 

 

引用・参照元