この記事はこんな人向けに書いています。
- タンジェントの購入を検討している
- 通常のタンジェントとなにが違うのか?
- ネオマティックとは?
- 35mmのサイズ感は?
今回は、友人が購入したノモスのタンジェント ネオマティックを借りてレビューしています。
見た目には可愛らしいタンジェントですが、スペックが非常に高いムーブメントを搭載しています。
特筆すべきはその薄さ。自動巻きでありながら手巻きとほぼ変わりません。
また、記事後半では僕が所有するタンジェント38mmとの比較画像も載せています。
それではさっそく見ていきましょう。
“ネオマティック”とは?
一言でいうと「DUW3001」を搭載したモデルのことです。
DUW3001とはノモスが2015年に発表したムーブメント。
- 機構:自動巻き
- 厚さ:3.2mm
- 直径:28.8mm
- パワーリザーブ:43時間
注目はその薄さ。わずか3.2mmしかありません。
本来、手巻きムーブメントと比べて厚くなる自動巻きムーブメントでありながら、手巻きのキャリバーαと比べても+0.6mmしか変わりません。
ムーブメントが薄ければそれだけケース本体も薄く・軽くなるので、メリットは大きくなります。
逆を言えば、ケースの薄さや軽さにメリットを感じないのであれば他モデルでも良いでしょう。
ネオマティック搭載モデルは価格が上がりますから。
タンジェント ネオマティック基本情報
- ケース幅:35mm
- ケース厚:6.9mm
- ラグ幅:18mm
- 重量:42g
- パワーリザーブ:43時間
- 防水:3気圧
- 価格:¥434,500(税込)
- 型番:TN130011W2
- 製品ページ
タンジェント ネオマティックの外観
色が多いというのが第一印象です。
5分おきに配置された、シアンブルーで色付けされたインデックスが全体を可愛いらしい印象にしています。
ですがワンポイントで使われているので可愛らしすぎることはなく、ユニセックスなデザインに仕上がっています。
スモールセコンド針には赤を使用。時分針はブルースチールではなく黒染め。
「neomatik」の文字はカタログではピンクゴールドですが、光の下ではシルバーに近いです。
これだけの色を使いながら全体がしっかりまとまっているのは見事です。
タンジェント38mmと比較
こうして並べてみると大きさの違いがよく分かります。
たった3mmの差でここまで印象が変わるのは腕時計ならでは。
デザインの細かい違いも見て取れます。
※右がネオマティック。
尾錠とストラップの形状も違います。
このネオマティックシリーズ限定のストラップは少し厚みがあって、手触りも違います。
先ほども言いましたが、自動巻きにも関わらず手巻きのタンジェントと比べてケースの厚みが0.3mmしか違わない(ネオマティック7mm、手巻きタンジェント6.7mm)のは驚異的です。
うまく撮影できませんでしたが、肉眼ではほぼ同じに見えます。
購入者に質問
購入者である友人は今回が2本目の機械式腕時計。高級時計という観点でいえば実質初めての時計です。
メトロ(デイトパワーリザーブモデル)とどちらにするか悩んでいたそうですが、ドーム型風防による視認性が気になり、最終的にタンジェントを選んだそうです。
個人的に初のノモスでメトロとタンジェントで悩み、そしてネオマティックを選ぶセンスは今後が楽しみな逸材だと感じています。
まとめ
今回の記事が実現したのは、実は大学時代の友人が偶然このブログを見つけたことがきっかけでした。
その後コンタクトを取り、記事にする承諾を得たということです。
普段ならできないことができたので、友人には改めて感謝したいと思います。
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