この記事ではティソのバラードを仕事時計として3年間使った感想を書いていきます。
バラードのレビューはこれが三度目ですが、今回はレビューというよりは自分の考えを書いている感じです。
結論としては、傷だらけになってもドレスウォッチといえるバラードを仕事時計に選んだのは正解だったという事です。
実用的なレビューは過去記事を参照していただけたらと思います。
3年間でどれくらい傷がついたのか?
まずはこの3年間でついた傷を見ていきましょう。あまり見たくはないですが…
まずはブレスレット。
こちらは12時側。小傷が凄いですね…
6時側はもっとひどくて、小傷どころか大傷があります。
これはかなり目立ちます。見つけた時はショックでしたね…
それからもう一つ大きな傷はラグ付近にも。左側のキズはシミみたいでとても嫌です。
クリスタルガードクロノアーマーは塗布していますが、正直ブレスの傷はもう諦めてます。
ケースサイドやラグにも、もれなく小傷が。机の上に横にして置いた時に付いたものだと思われます。
一方、ベゼルはクル・ド・パリ装飾が良い仕事をしてます。この箇所に傷が付いているかは肉眼では見てとれません。実用面でも利点がある装飾というのが分かります。
流石にまだ風防には傷は見られません。
カテゴリー分けして使用場面を限定するのはもったいない
例えば、こんなイメージを持っている人はいませんか?
「ドレスウォッチはフォーマルシーンでしか使えない」
確かにフォーマルシーンに合う時計ですし、映えます。
購入当初、実用的に使うことに疑問を持たれたこともありました。ですが、フォーマルシーン以外で使えないということは決してありません。
僕も便宜上、ブログでは「ビジネスシーンで使える」なんてフレーズは使いますが、それ以外では使えないとは思ってません。
個人の勝手なカテゴライズで使用場面を限定する必要は無い、というのがバラードを仕事時計にしてきて思ったことです。
同じティソであれば、バラードよりジェントルマンの方がビジネスシーン向きな時計といえるかもしれません。
ですが、バラードは薄くて軽いので、着けていてとても楽だと感じます。
肌に触れる腕時計において、違和感が少ないのは重要です。数時間着ける職場であればなおさら。
※クロノスさんの掲載許可を得ています
要はバラードだろうがジェントルマンだろうが、自分が好きな時計を着ければいいということ。ドレスウォッチでも仕事時計にしていいんです(流石に限度はありますが)。
とはいえバラードはパワーリザーブ80時間、クロノメータームーブメント、シリコン製ヒゲゼンマイによる耐磁性能という、そもそもが実用的なスペックではありますが…(笑)
ティソ新作の”ジェントルマン”が万能そうなのでティソ バラードと比較 – 青に惹かれて。
バラードを仕事時計にして正解だった
3年間使ってきた結論として、バラードを仕事時計にしたのは正解だったといえます。
現在はガシガシ使えるダイバーズウォッチのアクイスと併用していますが、仕事時計として良いバランス関係が築けていると感じます。
アクイスはアクティブで若いイメージだとすれば、バラードは品とか渋みというイメージです。クル・ド・パリ装飾と、5連ブレスが良い雰囲気を出しています。
ただ、黒文字盤の視認性の低さはやはり気になります。ここは唯一のデメリット。カッコいいので僕は気に入っていますが、視認性を考えるなら白文字盤をオススメします。
なぜかティソの中ではあまり注目度が高くないモデルですが、自信をもって仕事時計におすすめしたいですね。