今回はスイスブランド「ティソ」のバラード オートマティックを購入したのでレビューします。
ティソは「ブレゲ」や「オメガ」と同じ"スウォッチグループ"に属しており、高品質低価格を実現している優良ブランド。
バラードもその例外ではなく、むしろそれを表していて生涯の腕時計選びが完結してしまうほど完成度が高い時計だと感じています。
それが決して大げさではない理由を今から見ていきましょう。
※レビューしているのはステンレスモデルの黒文字盤(T108.408.11.057.00)です
なぜバラードを買ったか?
その理由は以下の4つ。
- デザイン
- 精度
- 耐磁性
- ベルト
仕事で使いやすいデザイン
仕事で使うのでクロノグラフやオープンハート、ローマンインデックスは除外。
シンプルな3針かつできればデイト表示付きのものを探していました。



バラードには白文字盤もありますが、黒文字盤を選んだのは絶妙な色合いが気に入ったから。
角度によって黒やグレーに変化する文字盤は他のカラーに無い魅力でした。
また、ベゼルに施されたクル・ド・パリ装飾(鋲が並ぶ加工)は見た目にも美しく、傷が目立ちにくいです。実用性と芸術性を兼備しています。
非常に高い精度
秒単位で働く超多忙なビジネスマンという訳ではないですが、精度が高いに越したことはありません。
機械式腕時計において精度の高さも魅力の一つであると僕は考えています。
その点においてバラードはCOSC認定クロノメーターを取得しているので精度に関して申し分ないといえます。
・C.O.S.C.について知っておきたい5つのポイント | 高級腕時計専門誌クロノス日本版[webChronos]
バラードの精度については実際に調査して記事にしてあります。
磁気帯びリスクを減らす耐磁性
自分の仕事環境ではPCを常に使用しますし、マグネットを触る機会も多いです。
機械式腕時計を使用する上で磁気には注意しなければなりませんが、バラードはシリコン製のヒゲゼンマイ(腕時計の精度を決めるパーツ)を使用することにより磁気帯びするリスクを小さくしています。
精度と耐磁性については福岡天賞堂さんのブログに分かりやすく書かれていますので是非ご一読ください。ameblo.jp
・初めて機械式腕時計を買う前に知っておきたい注意点9つ - 青に惹かれて。
腕に馴染むステンレスベルト
そしてなんと言ってもこれ。
まだノモスを買う前の頃、色々な時計を試着していました。その時にバラードも試着したのですがその装着感に感動したのを覚えています。
腕に自然に馴染み滑らか。ステンレスなのに重くない。
仕事で長時間身に着けるものなので違和感が少ないベルトは選ぶ上で重要な点でした。
ギャラリー
ここからは画像で紹介していきます。まずは外箱から。






文字盤。長めのドルフィン針と秒針がスマートな印象を与えてくれます。
インデックスの12と6のフォントもバウハウスっぽくて気に入っています。




バラードの基本スペック
- 重量:130g
- 防水:5気圧防水
- ケース幅:41mm
- ラグ:20mm
- 厚さ:9.8mm
- ガラス:サファイアクリスタル
- パワーリザーブ:80時間
ケース幅は41mmですが、写真で見た通り数字ほど大きくは感じません。
バラードを1年間使ってみて
仕事用に買ったバラードですが、実際職場で1年間使ってみるとその完成度の高さに驚かされました。
プライベートでも使ってみたいんですが、職場専用時計みたいな立ち位置になってしまいました。
バラードオートマティックまとめ
これだけの機能性・実用性を備えておきながら10万円ほどで買えてしまう。
ティソは前々から気になっていたブランドで欲しいと思っていました。
150年以上の歴史と実績を持ちながら手の届きやすい価格設定とそれに見合わない高品質な時計はそれだけで魅力的です。
特にこのバラードに関しては3倍の価格でもおかしくないと思います。
今回はバラードを買いましたが「ル・ロックル」や「シュマン」、「バナナ」などまだまだ気になるモデルはあります。
引き続き注視したいブランドです。
こちらのモデルもおすすめ
バラードと似た時計に、同じくティソの「ジェントルマン」というモデルもあります。
より日常使い向けなデザインとスペックですので、こちらのモデルも選択肢に入れても良いでしょう。