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腕時計について浅く狭く書くブログ

【第12回】ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー(IW503404) オーナーの「時計好きさん」にインタビュー

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サムネイル出典:@Watch_Leather

ポルトギーゼオーナーにインタビューして、ポルトギーゼにまつわる価値観を紐解いていく当シリーズ。

第12回目となる今回は、僕のツイッターのフォロワーさんである、時計好きさんポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー(IW503404)を紹介させていただきたいと思います。

パーペチュアル・カレンダーのオーナーさんは、インタビュー記事初登場となります。

もくじ

インタビュイー紹介

今回はパーペチュアル・カレンダーオーナーとしてご紹介していますが、実はオートマティック金針モデル(IW500704)もお持ちです。

それどころか過去にポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズまでお持ちだったことも発覚!

自称IWC愛好家の名に恥じないコレクションですね。

それではインタビューをどうぞ。

時計好きさんへの10の質問

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー購入の経緯を教えて下さい

時計にはまり始めて、いろいろ調べていくうちに、三大複雑機構というものを知りました。

最初の方は「へぇーそんなものがあるんだぁ」って感じだったのですが、深く調べていくうちにその魅力に取り憑かれていきました。しかしその価格がネックとなり、色々と葛藤しました。

まだ時計については詳しくない僕の考えなので反感を買うかもしれませんが、もし所有するとして、ミニッツリピーターはすごく魅力的ですが、高すぎるし外出時の使い勝手は良くないかな…と思いやめました。

トゥールビヨンも確かに素晴らしい機構ですが、僕的には普段からそこまで正確過ぎる時計は欲してなくて、むしろ1日に何秒かズレる方が機械式腕時計として可愛らしさがあっていいなって思っています(現にそうゆう理由でスプリングドライブの時計は手放しました)。

そして残ったのはパーペチュアルカレンダーです。

今の時代スマホがあるので日時はすぐに確認できるのですが、月の満ち欠けまでは分からないですし、たまに西暦何年か分からなくなる時もあるので、所有するとしたらこれだ!となりました。

IWCにした理由はブランドが好きと言うのもありますが、見た目やリューズだけで調整ができるという内外のシンプルさに加えて、月の満ち欠けの誤差が他のブランドと比べてもトップクラスだからです。

ムーンフェイズ表示と実際の月の満ち欠けの間に生じる誤差は、1周期につき、わずか12秒ほどです。ダブルムーン表示機構は非常に緻密なので、調整が必要になるのは、577年につきたった1日分のみです

引用:IWC公式

パワーリザーブの長さももちろん大事で、すぐ止まる時計だと日付調整がめんどくさくなると思いました。

f:id:take_blog:20210428010901j:plain
出典:IWC公式

また、これはもはや僕が生きている間には直接関係ないのですが、IWCのパーペチュアルカレンダーには付属部品が入っていて、2100年になってその部品に付け替えることで2499年まで使えます。時計を代々引き継ぎでいけると言う安心さがあります(それまでIWCが有るかは分かりませんが…笑)。

今はアップルウォッチなどが主流ですが、2499年でも機械式腕時計が使われるという未来を見ているIWCの考えが凄く刺さりました!

僕自身、機械式腕時計の良さを再び思い出して欲しいと常に思ってます!現に職場では時計好きの会を作ろうと少しずつ動いております笑

話が途中それてしまい長くなりましたが、このような理由でIWCのパーペチュアルカレンダーを探しており、それをたまたま並行店で見つけて衝動買いしました!

※補足説明
時計好きさんが言う付属部品は「センチュリースライド」と呼ばれ、上の画像だと西暦の20、21、22の部分。

ここを23、24、25のパーツ(時計の発売年によって異なる?)に変えることで最大2599年まで日付を表示し続けることができる仕組み。

センチュリースライドに関してはこちらの記事が参考になります↓

パーペチュアルカレンダーは一度止めてしまうと大変なイメージがあります

リザーブが長いので止まることはほとんど無いです。リザーブが減ってきたらワインダーで巻いてます。

良い点は、先ほど述べた通り月の満ち欠けの誤差がほとんどないので、「そろそろ満月だな…!」みたいに1人でニヤニヤできることですかね笑

止まりさえしなければほぼ永久に日付調整しなくていいところも気に入っています。

苦労した点は、最近日付が止まってたので合わせようとしたら、曜日と日付がズレてしまい、修理に1ヶ月以上かかると言われたことです。

デリケートではあるので気を付けて使おうと思います。

3本目のポルトギーゼとしてオートマティックを選んだ理由

ポルトギーゼ・セブンデイズ(オートマティック)を選んだのは、リザーブの長さ(7日間)とデザインです。

新色のバーガンディーもブティックで見たのですが、正直あまり惹かれませんでした。赤色であれば、オーデマ・ピゲのcodeシリーズの赤が僕的には好きです。

以前、デザインが似ているポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズを持っていたこと、仕事で使うにはノンデイトだと困る時が多いということでオートマティック40は選びませんでした。

ポルトギーゼの魅力は?

ポルトギーゼの魅力は視認性です。時間をパッと見ただけですぐにわかります全てのモデルがDバックル仕様なのも良いですね。

あとはポルトギーゼに限らないのですが、僕自身背が高く肩幅が広い体型なので、大きめの時計の方が似合っていると思っています。

自称IWC愛好家ということですが、そのきっかけは?

IWCが好きになったきっかけは、良い時計を長く使いたいという考えからいろんなブランドを調べていったところ、永久修理(部品保管期間なくどんな時計でも直してくれる)を掲げているブランドの一つだったからです。

僕自身心配性で、長く使っている時計が壊れた時に「直せません」といわれるのが怖くて他の時計を買おうと思う時もあるんですけども、悩んだ挙句にIWCを買っているって感じですね笑
あとは人と被りにくいとこですね。

全コレクションとは言わないですが、少なくとも今後数年以内にポートフィノとパイロットウォッチは買うと思います笑 

時計好きさんの腕時計遍歴を教えてください

  1. クレドール:スプリングドライブ
  2. ユンハンス:マックスビル
  3. IWC:ポートフィノ・ハンドワインド・エイトデイズ
  4. IWC:ポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズ
  5. ヴァシュロンコンスタンタン:オーヴァーシーズ
  6. IWC:ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレルダー
  7. ヴァシュロンコンスタンタン:オーヴァーシーズ
  8. ノモス:タンジェント
  9. IWC:ポルトギーゼ・セブンデイズ

オーヴァーシーズは最初に買ったんですが、一目惚れしたパーペチュアルカレンダーを買うためには資金が足りなくて一度手放しました。

しかし、ちょうど手放して数ヶ月後から一気に値上がりし始め、手放したことを後悔し始めました。

そんなモヤモヤしている時に結婚し、結納のお返しで買ってもらいましたので2つ表示しています。

他に所有している腕時計は?

  1. ノモス:タンジェント
  2. IWC:ポルトギーゼセブンデイズ
  3. IWC:ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレルダー
  4. ヴァシュロンコンスタンタン:オーヴァーシーズ

好きな腕時計のデザイン、もしくは好きな腕時計ブランドは?

好きなデザインはシンプルな時計です。クロノグラフとかついてない3針時計です。

好きなブランドはもちろんIWCです。

今後手に入れたい腕時計は?

今後欲しい時計は、ポートフィノシリーズやパイロットウォッチですかね。

IWC以外なら、前述したオーデマ・ピゲのcode11.59の赤です。

最後に、時計好きさんにとって腕時計とは?

唯一の趣味であり、癒しです。

インタビューを終えて

実は当初、パーペチュアル・カレンダー購入の経緯については2~3行ほどのシンプルな回答を頂いてました。

そこを僕が「もう少し掘り下げたい」とお願いしたところ、これだけのボリュームに生まれ変わりました。時計好きさんの腕時計観がよく分かると思い、割愛せずに全文掲載しました。突っついたおかげで良いものを出していただきました(笑)

パーペチュアルカレンダーというのはデザインが重複してゴチャつきそうなイメージもありますが、そこはIWC。

時計好きさんもポルトギーゼの魅力として挙げている、「視認性」をしっかり確保できているのが見て取れます。

複雑機構は、手首のおよそ4cmほどの世界にそれを実現しているところにロマンを感じるもの。

オーナーのさらに何世代も先のことを考えて作られている、ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーに時計好きさんも驚愕・感心・恍惚させられたのでしょう。

ゆくゆくはポートフィノやパイロットウォッチも購入予定とのことですので、名実共に「IWC愛好家」になっていくであろう時計好きさんの今後に注目したいと思います。 

時計好きさん、今回はご協力ありがとうございました!

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