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腕時計について浅く狭く書くブログ

ORIS(オリス) アクイス デイト グリーンダイアル(39.5mm)を2週間使ってみて

オリスアクイス グリーンダイアル
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前回の記事、「オリス アクイス デイト グリーン(39.5mm)のモニターをさせていただく事になりました」にて書いたアクイスのモニター期間が終了しました。

この記事では、2週間にわたるモニター期間を通して気付いたアクイスの使用感をまとめてみたいと思います。

レビューしているのはセリタムーブメントをベースとした、旧型アクイスとなります。

キャリバー400搭載の新型アクイスのレビューはこちら

もくじ

アクイスの良かった点

サンレイ仕上げが美しい文字盤

f:id:take_blog:20200823173446j:plainf:id:take_blog:20200823175233j:plain光源下、とくに太陽光の下での鮮やかなグリーンが美しいです。

これには緑が好きでなくてもウットリしましたね。SNS映えもバッチリです。

ただの塗装ではなくサンレイ仕上げなので、角度によって異なる表情が魅力的。

スーツスタイルでも使える落ち着いたグリーン

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そんな鮮やかなグリーンは一見するとビジネスシーンでは使いづらそうです。

しかし、あまり光の当たらない場所では黒に見える渋い緑色を見せる時もあります(むしろこっちの表情の方が多い)。

緑文字盤の時計は初めて使いましたが、スーツスタイルでも問題なく使えると感じました。

ケースサイズが素晴らしい

f:id:take_blog:20200831223141j:plainケースサイズは39.5mmですが、ベゼルを除くと約29mmです。

ダイバーズウォッチでこの小ぶり感は好感が持てますね。

ラグも短いので、僕の細腕(16.5cm)にも余裕で収まります。

ダイバーズウォッチらしいゴツさもありながら、手首の上では小ぶりという二面性を持っていて面白い選択になると思います。

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所有している時計と比較してみました(上から41mm、40mm、37.5mm)。

そのサイズ感がよく分かるかと思います。

視認性も高い

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文字盤カラーは暗めですが、視認性は高いです。

スーパールミノバが塗布されたアプライドインデックスもメリハリを与えてくれます。

小さいと思っていたデイトは、二桁日付でも見づらいと感じることはありませんでした。

ベゼルの回し心地は適切

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これに関してはダイバーズウォッチを使ったことが無いので、良いのか悪いのか分かりません。

ただ、固いとか回しづらいということは無かったので記しておきます。

精度はおおむね良好

f:id:take_blog:20200823174818j:plainセリタのムーブメント「SW200-1」をベースに使用していますが、14日間での平均日差は+4.2秒と好結果を残しました。

一度も止めることなく使用。仕事で8~10時間ほど着用し、帰宅後に計測。
ぜんまいを巻き上げてからケース内で平置き。

  • 1日目:+2秒
  • 2日目:+6秒
  • 3日目:+10秒
  • 4日目:+15秒
  • 5日目:+19秒
  • 6日目:+24秒
  • 7日目:+27秒
  • 8日目:+33秒
  • 9日目:+37秒
  • 10日目:+42秒
  • 11日目:+48秒
  • 12日目:+52秒
  • 13日目:+56秒
  • 14日目:+60秒

アクイスの悪い点

ケースを支えられないブレスレット

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ケースの重量や厚さに対して、ブレスレットが細いなと感じました。

重量約145gというのはダイバーズウォッチとして標準的ではありますが、個人的には重く感じてしまいます。厚さも12mmあります。

そのせいか時計がだんだんズレてきます。きつくしても、右腕に着けても解消されることはありませんでした。

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ブレスレットが徐々に細くなっていくのは普通のことですが、最も長い箇所と短い箇所の差が大きいのが分かります。その差5mm。

このケースを支えるには細いのでしょうか…?

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39.5mmというケースサイズも関係しているかもしれません。

ケースサイズが大きくなればそれだけ肌との接地面が増えるはずなので安定感に繋がります。

使っていて全く動かない腕時計というのはありませんが、個人的に時計がズレるのをかなり嫌うので一番のデメリットとして挙げさせてもらいます。

ブレスレットの交換には専用工具が必要

f:id:take_blog:20200831213635j:plain画像の通りラグとブレスレットをつなぐネジの穴は特殊で、ブレスレットの交換には専用工具が必要になります。

正規店に持ち込めば対応してくれるそうですが、ブレス交換の為にわざわざ出向くというのは不便ですね。

長針が短い

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この時計に限った話ではありませんが、長針が太く短いとインデックスまで届かないので時刻合わせがしにくいです。

神経質になるつもりはありませんが、精度を求める以上は適当な合わせ方もしたくありません。

長針と秒針はインデックスの一番奥まで届いて欲しいものです。

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日付が切り替わるのは遅め

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デイト付きの時計なので切り替わる瞬間も気になるポイント。

何時ごろ変わるか眺めていたところ、0:08:06ごろに切り替わりました。その際に音もします。

他ブランドには0時ピッタリに切り替わる、いわゆる”デイトジャスト”機構もある中でこれはちょっと遅いですね。

まぁこれはデメリットというか、ちょっと気になったくらいですね。

アクイスはどういう人におすすめできるか?

  • スマート寄りなダイバーズウォッチが欲しい
  • たくさんのサイズ・カラーから時計を選びたい
  • ある程度の高級感も感じたい

アクイスはインデックス・針がダイバーズウォッチとしてはやや細めなので、スマートな印象です。

“いかにもダイバーズウォッチ”では無いデザインは一つの魅力でしょう。

独特の形状のラグにも個性を感じますし、埋没しないデザインだといえます。

また、アクイスデイトは約40種類もあるので、サイズや色を選ぶ楽しさがあります。

定番色以外にも限定モデルのような変わった色味もあるのが良いですね。

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また、全体的に艶があってキラリと光るインデックスからは、20万円台の時計らしい高級感を感じることができます。

オリスを買うなら正規店で

今回ご協力いただいた福岡天賞堂さんでは、オリスの時計を常時2~30本ほどラインナップしており、新作は必ずと言っていいほど入荷しています。

オリスは並行差別があるブランドで、オーバーホール(定期メンテナンス)時の価格が正規店での購入か否かで大きく変わります。

並行差別とは?

正規代理店が仕入れた正規品と、正規代理店以外のルートで仕入れられた並行品の修理対応に差を設けること

永く使いたいと考えているなら正規店での購入をおすすめします。

福岡天賞堂さんはもちろんオリス正規取り扱い店です。

まとめ

モニターは初めてやりましたが、せっかく提供していただいてるのでいつも以上にレビューに力が入りました。

SNSで毎日宣伝などもさせてもらいました。影響力皆無なのが申し訳ないところですが、多少なりとも貢献できたのであれば幸いです。 

ご提供いただきました福岡天賞堂さん、ありがとうございました!!

追記:アクイス買いました

モニターさせてもらったからというわけではありませんが、後日オリス2020年新作のアクイスデイト キャリバー400を購入しました!

新ムーブメントによる30万円台とは思えないスペックはもちろん魅力的ですが、それ以上に購入を後押ししたのは青色の色味です。

そんな青が魅力的に見えるよう写真多めにレビューしていますのでぜひこちらもご覧ください。

オリスアクイス グリーンダイアル

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