今回レビューするのはポルトギーゼコレクションの中でも息の長い、ポルトギーゼ・オートマティック(IW500710)です。
発売から日が経っているモデルですが、そのデザイン性の高さには以前から感銘を受けていたので試着してレビューしてみました。

それではいってみましょう
3針とは思えない秀逸なデザイン


まず、なんといっても一見するとツーカウンタークロノのように見えるこのデザインが素晴らしいと思います。
現行ポルトギーゼには珍しい、遊び心を感じるモデルとなっています。車のスピードメーターとタコメーターを連想させます。
そしてこれまた現行ポルトギーゼの中では珍しい、パワーリザーブ表示があるのもポイント。
デイト窓もシンメトリーな配置で、実用性とデザイン性を兼ね備えたポルトギーゼらしいモデルとなっています。
ポルトギーゼ・クロノグラフはまるで3針のような端正なデザインが特徴ですが、オートマティックはその逆ですね。
デザイン面で対をなす両者が、ポルトギーゼコレクションの中で息の長いモデルとなっているのは納得です。



この時計について言いたいことは全て書きましたので、ここで画面を閉じてもらっても大丈夫です(笑)
着ける人を選ぶ厚いケース




こんな素晴らしいデザインですが、明確な欠点もあります。
それは大きくて厚いケースです。
細腕から見るとケースサイズ42.3mm・厚さ14.1mmというのはどう考えても大きいです。




試しに腕に乗せてみましたがオーバーサイズすぎて笑っちゃいました(僕の手首サイズは16cm)。
サイズにもよりますが、袖口にも満足に収まらないでしょう。
そもそも長袖で着けるよりも、半袖~7分のスポーティーな装いに合わせる時計だと僕は思います。
意外と着け心地は悪くない


ケースが厚いので着け心地も悪いのかと思いきや、着け心地は不思議と悪くなかったです。
公式サイトでも「人間工学的に再設計されたラグが、手首の細い方にも最高の着用感を提供します」と謳っています(ラグはあまり関係ない気がしますが…)。
この点は以前インタビューさせていただいたオーナーさんも仰っていました。


まとめ
- 3針とは思えない遊び心が詰まったデザイン
- 14mm超えのケースはやはり厚い
- 着け心地は悪くない
本文では触れませんでしたが、ケースバックいっぱいに広がるcal.52010は存在感があります。ツインバレルも迫力がありますね。
実用的なスペックをしている同ムーブメントですが、見ていて楽しくもあると感じました。
こうして見ると、良し悪しが明確な時計といえますね。
このケースを受け止められるくらい腕が太い方には抜群に似合う時計でしょうし、ラバーやナイロン系のストラップでラフに使っても楽しいと思います。



欲しい人は明日から手首も鍛えましょう
ポルトギーゼの購入を考えている人へ


ポルトギーゼの購入を検討している人の役に立つであろう記事をひとまとめにしました。
青文字盤に限定していないので、ポルトギーゼが欲しい全ての人が楽しめる内容になってます。
ぜひブックマークなどして役立てて欲しいと思います。