サムネイル出典:@Not_lonely_wolf
ポルトギーゼオーナーさんにインタビューして、ポルトギーゼにまつわる価値観を紐解いていく当シリーズ。
第32回目となる今回は、僕のツイッターのフォロワーさんであるおおかみさんと、ポルトギーゼ・クロノグラフ ブルーパンダ(IW371620)を紹介させていただきたいと思います。
インタビュイー紹介
- HN:おおかみ
- twitter:@Not_lonely_wolf
- 手首サイズ:14.5cm
- 紹介モデルのケースサイズ:41mm
- ポルトギーゼテスト:3点
ちなみに当ブログの古参読者さんでもあります(ありがたい…)。
ありがとうございます。毎週のように試着を重ねた結果が実りました!
— おおかみ🐺 (@Not_lonely_wolf) October 3, 2022
実は結構前(ブログ画像が浦風の頃)からブログ、ツイッター共に拝見しておりました。特にポルトギーゼオーナーへのインタビュー記事が面白いなと感じております。フォローありがとうございます、どうぞよろしくお願い致します🐺✨
おおかみさんへの10の質問
ポルトギーゼ購入の経緯を教えて下さい
手持ちの時計に国産クォーツが多いので、とある節目の記念として一つは舶来の機械式時計が欲しいと思っていました。
せっかくの機械式なので裏から機械を愛でたいと思い、マイクロローターの時計狙いで何がいいだろうかと時計屋を巡る日々を過ごしていました。
機構・デザインともにクロノグラフは大好きですが、今後長く使うことを考えて候補からは外していました。
そんな折、その日は何故かポルトギーゼで検索したのか、偶然流れてきたのかは全く覚えていないのですが、当時はフォローをしていなかったtakさんのツイートによってポルトギーゼのブルーパンダ文字盤が出ることを知りました。
これなに⁉️なに⁉️凄く良い😆
— tak (@tak_iwc) August 2, 2022
新作?限定?欲しぃぃぃぃぃ🤣#ポルトギーゼ pic.twitter.com/XXh8X2NySX
青と白のコントラスト、なんて可愛い。なんて美しい。雷に打たれたような衝撃を受け、「ああ私はきっとこの時計を買うんだろう」という確信めいたものを感じたことを覚えています。
「マイクロローターも素敵だけど本当に欲しいのはクロノグラフでしょう?」と自問自答をし、それからは毎週のように試着をしに行って決意を固め、ブルーパンダを知ってから2ヶ月かけて購入に至りました。
この出会いについてtakさんのことを恩人だと思っています。本当にありがとうございました!
ずっと憧れていたポルトギーゼクロノグラフを買いました!やっぱり好きだクロノグラフ、そしてこの白青パンダ文字盤にラッカーの透明感が決め手でした。これが私の上がり時計です。一生大事にします!!
— おおかみ🐺 (@Not_lonely_wolf) October 2, 2022
カンパノラはライフワークとして今後も見守り続けたいと思います🐺✨ pic.twitter.com/qsbSmg6bJ2
ブルーパンダを選んだ理由は?
とにかく見た目がダントツに好みだったからです。
もともとクロノグラフが好きで、10年ほど前からポルトギーゼのデザインが好きだなと感じていました。
その中でも青針モデルがいいなと思っていましたが、いつでも買えるモデルということもあり、「いつかは」という気持ちでそこまで真剣には考えていませんでした。
そんな中、画像だけでもとてつもない衝撃のブルーパンダが発表されて、私にとってはこの色合いが決め手でした。
一生モノとして使う中でもしかしたらクロノグラフは飽きてしまうかもしれないという一抹の不安があったのですが、このブルーパンダなら絶対に飽きずにいられる自信がありました。
買った今は購入前の狙い通り、見るたびに「可愛いなぁ」と見惚れています。
ポルトギーゼ クロノグラフ、ラッカー文字盤の青白パンダです。とにかくクロノグラフのデザインが好きなんですが色々と悩んだ結果に選んだ子です。今日も可愛いね!#IWCはいいぞ pic.twitter.com/Vc84JOrtRQ
— おおかみ🐺 (@Not_lonely_wolf) February 8, 2023
手首サイズ14.5cmとのことですが、大きさは気になりませんか?
大きいか大きくないかで言えばもちろん大きいです。
ですが、私が普段つけているカンパノラも直径が大きくさらに厚みもあり(42mm×14mmくらいが平均です)、大振りな時計の扱いに慣れていたので問題ありませんでした。
ラッカーの白文字盤をインダイヤルの青、そしてラバーの青がぐっと引き締めてくれるので小さく見える効果がある気がします。
慣れと文字盤の小顔効果(?)により大きさは全く気になりません。
ポルトギーゼを引きと横から撮ってみました。14.5cmの腕に41mm×13mmだとこうなります。はっきり言って大きいです。袖にも引っかかります。だがそれがいい!
— おおかみ🐺 (@Not_lonely_wolf) October 29, 2022
あとこのモデルはインダイヤルの青によって締まって見える+ラバーベルトがしっかり手首に沿うので私的にジャストサイズです🐺✨ pic.twitter.com/CKNOTcprTf
純正ラバーベルトの使い心地はいかがですか?
肉厚のラバーがしっかり手首に沿ってくれるので気持ちがいいです。
肌に触れる部分もサラッとしており、暑い季節でも活躍してくれることと思います。今夏が初めての夏ですのでそのあたりの使用感にも注目していきたいです。
キャンバス素材にも見える型押しがされておりカジュアルな見た目で普段使いにもばっちりです。
ラグの隙間を全て埋めて抜群のフィット感を生み出してくれるので、見た目・装着感ともに向上し細腕でもポルトギーゼを楽しめる素晴らしいベルトだと思います。
腕が細い方、特に女性でポルトギーゼが気になっているけれど大きさで躊躇している方がいましたら是非とも一度試していただきたいベルトです。
やっぱり可愛いです、ポルトギーゼ。ラバー最初は硬かったのが柔らかく馴染んできて着けやすくなりました。 pic.twitter.com/VxsWduBuhv
— おおかみ🐺 (@Not_lonely_wolf) October 21, 2022
ポルトギーゼはどういう場面で着けていますか?
本当に清水の舞台から飛び降りる思いで購入した一本のため、当初は「特別な日や気合を入れて臨む場面にだけ着けよう」と思っていました。
それなのにある日普通にブルーパンダでスーパーへの買い物に行ってしまい、「もしかしたら普段使いしても大丈夫かもしれない」と気付いてからはあまり深く考えず気分で着けています。
時計が止まってしまうことが嫌なので、使用頻度としては高いかもしれません。
現代の感覚からするとやや短い46時間パワーリザーブを止めないようにするために、日中着けない日でも夜の時計として腕をぶんぶん振り回しています。
特別な日や、気合いを入れる日に使おう!と思っていたけど今日普通に着けちゃったポルトギーゼ。いいな可愛いな。使わないなんてもったいない。丁寧にガシガシ使っていきます pic.twitter.com/aruOPWsrdV
— おおかみ🐺 (@Not_lonely_wolf) October 12, 2022
ポルトギーゼの魅力は?
完成されたデザイン。この一言に尽きると思います。
分かる人には一目でポルトギーゼと分かり、また知らない人が見ても好ましいと感じることが多いデザインです。
そして完成されているからこそ昔からほぼ変わらないデザインであることも魅力的でした。
私がポルトギーゼを知った10年ほど前に他にも惹かれた時計はありましたが、全て廃盤かデザインが大幅に変わってしまいました。ポルトギーゼだけがかつてと同じデザインでいてくれたのです。
言うなれば同窓会で久しぶりに会ったあの子、あの頃と変わらず素敵だなぁという感じです。そんな素敵な子がより私好みの色合いになってしまったので最高の一本と出会えました。
好きな腕時計のデザイン、もしくは好きな腕時計ブランドは?
デザインとしてはクロノグラフが好きです。
針がたくさんあるような賑やかな文字盤に惹かれます。
また学生の頃、いつも電車に乗れるかギリギリの時間に家を出ていた名残で、分目盛り・秒針・ハック機能ありのものが好きです。確実に秒まで捉えたい気持ちがあります。
好きなブランドとしましては、シチズンのカンパノラを溺愛しています。
和の芸術を感じられる素材や表現と奥行きのあるデザインが大好きで現在8本所有しています。
おおかみさんの腕時計遍歴を教えてください
きちんと時計というものを意識しだしたのは高校入学時に買ってもらったコーチの時計からだと思います。
今は休眠中ですが手元にあります。
- コーチ(クォーツ)
- シチズン バガリー クロノグラフ(クォーツ)2本
- バーバリー(クォーツ)3本
- ユンハンス クロノグラフ(クォーツ)
- ロビンニ マイクロローター
- セイコー プレザージュ 白檀塗
- オリエントスター セミスケルトン
- エリゼー 手巻きクロノグラフ
- クレドール 年差クォーツ GCAZ057(パートナーへプレゼント)
- グランドセイコー SBGA225(スプリングドライブ )
- ザシチズン キャリバー0200 白 NC0200-06A
- カンパノラ8本
今後、手に入れたい腕時計は?
- 1.パートナーとお揃いの時計。
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グランドセイコーとクレドールをペアウォッチという体で使っていますが、出来れば本当に同じシリーズを揃えたいと思っています。
カルティエのマストタンク色違いを狙っています。
- 2.カンパノラの機械式を持っていないのでメカニカルシリーズ
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三針とクロノグラフがあるので、クロノグラフで好みのデザインが出ないか期待しています。
- 3.マイクロローターもしくはコートドジュネーブがストライプのもの。
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自動巻きでも手巻きのようにローターなしのムーブメントを楽しめる、かつ珍しい機構のマイクロローターの時計への憧れが未だにあります。
もしくはポルトギーゼのムーブメントはコートドジュネーブが円形のため、私が好きなストライプ模様になっているムーブメントを愛でたいと思っています。
ただし上がり時計としてこのブルーパンダを買ったため、1から3にかけて優先度は下がっていきます。
最後に、おおかみさんにとって腕時計とは?
堂々と人前でつけることのできるアクセサリー兼お守りでしょうか。
時計を眺めてニヤついたり、もう少し頑張ろうという気持ちになります。
また基本的に何かの記念にかこつけて買っているので、そういった記憶に触れることのできるアイテムだと思っています。
インタビューを終えて
今回は初めて女性オーナーさんの意見を頂戴しましたが、ポルトギーゼのサイズ感に対するポジティブな意見を引き出せたのは良かったです。男性より手首サイズが小さい女性からこうした意見が出るのはこれ以上ない説得力となるでしょう。
おおかみさんがブルーパンダを買う前に何度も試着しているのはTwitterで見ていたので、購入されたときは嬉しくなったのを覚えています。新しいオーナーが誕生するのはいつだって嬉しい。
新しく迎えた”素敵な子”とこれからどんな歩みを見せるのか。今後もポルトギーゼを楽しんで欲しいと思います。
ポルトギーゼオーナーさんへのインタビュー記事
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【第36回】ポルトギーゼ・オートマティック40 青文字盤(IW358305) オーナーの「usagiさん」にインタビュー
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【第35回】ポルトギーゼ・クロノグラフ ブルーパンダ(IW371620) オーナーの「サイコみくちゃさん」にインタビュー
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【第34回】ポルトギーゼ・オートマティック40 青針(IW358304) オーナーの「はやとさん」にインタビュー
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【第33回】ポルトギーゼ・オートマティック(スモールギーゼ) IW3531-005 黒文字盤オーナーの「純水さん」にインタビュー
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【第31回】ポルトギーゼ・クロノグラフ(IW371438) オーナーの「浦いしをさん」にインタビュー
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【第30回】ポルトギーゼ・クロノグラフオーナーの「takさん」にインタビュー
ポルトギーゼの購入を考えている人へ
ポルトギーゼの購入を検討している人の役に立つであろう記事をひとまとめにしました。
青文字盤に限定していないので、ポルトギーゼが欲しい全ての人が楽しめる内容になってます。
ぜひブックマークなどして役立てて欲しいと思います。