出典:@kooozy_tw
先日、新サイズが発売され、バリエーションが増したオリスのアクイスデイト キャリバー400。
41.5mmになったことで使い勝手が増したと思うので、キャリバー400が他の時計と比べてどれくらいの立ち位置にいるのか?を今回は確かめてみたいと思います。
- ケースサイズ
- 厚さ
- 防水性
- パワーリザーブ
- 価格(税込み)
この5つを比較項目とし、なるべく特徴や価格が近いものを僕の感性で選びました。
赤文字はアクイスと比べて大きいor優れている箇所。青文字はアクイスと比べて小さいor劣っている箇所となっています。
- 比較するのは43.5mmではなく、41.5mmサイズとなります。
- 価格は税込みで表記しています
キャリバー400の基本スペック
- ケースサイズ:41.5mm
- 厚さ:約13.5mm
- 防水性:30気圧防水
- パワーリザーブ:120時間
- 価格:374,000円
- Ref:400 7769 4135-07 8 22 09PEB
- 公式サイト
まずはキャリバー400のスペックを確認。
ここには書いていませんが、耐磁性は2250ガウス(179,000A/m)で、ブレスレットは簡単に着脱できます。保証とオーバーホール推奨期間は圧巻の10年間。
これを踏まえた上で、候補を見ていきましょう。
ダイバーズウォッチ部門
【オメガ】アクアテラ
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- ケースサイズ:41mm
- 厚さ:約13mm
- 防水性:15気圧防水
- パワーリザーブ:60時間
- 価格:671,000円
- Ref:220.10.41.21.03.004
- 公式サイト
アクイスを購入する時に最後まで候補だったのが、このアクアテラです。
上記の点以外にも
- クロノメーター認定ムーブメント
- 15,000ガウス(1194,000A/m)の耐磁性
- 8~10年に一度のメンテナンス期間
という素晴らしいスペックを誇ります。
文字盤の色味がどうもしっくりこなかったので候補から外しましたが、今でも良い選択になる”間違いない”時計だと思ってます。
オメガの中では定番から少し外れるモデルであることや、ダイバーズウォッチらしからぬ端整なデザインが良いですね。
【チューダー】ブラックベイ フィフティエイト
- ケースサイズ:39mm
- 厚さ:11.9mm
- 防水性:200m防水
- パワーリザーブ:約70時間
- 価格:399,300円
- Ref:M79030B-0001
- 公式サイト
こちらもアクアテラと共に候補に挙がっていた時計。
この時計を知るまではチューダーというブランドをろくに知らなかったのですが、価格に見合わない実用性の高い、誠実な時計を作っているというイメージを持ちました。
しかしその入手性の低さから、非現実的な候補だったといえます。
発売から1年以上経過した今でもそれは変わらず、このまま実機を触ることなくフェードアウトしていくモデルな気がします。
※2021年9月現在は解消済み?
【ロンジン】ハイドロコンクエスト
出典:@kooozy_tw
- ケースサイズ:41mm
- 厚さ:11.9mm
- 防水性:30気圧防水
- パワーリザーブ:約72時間
- 価格:209,000円
- Ref:L3.781.4.96.6
- 公式サイト
ダイバーズウォッチ部門最後は、ロンジンのハイドロコンクエストをチョイスしました。
このモデルは候補にはなっていなかったのですが、購入したフォロワーさんの話を聞いてみるとアクイスに近いなと感じました。
正統派な青色と、20万円ほどで買えてしまう価格は魅力的です。
針とインデックスが大きいデザインなので、そこは好みが分かれるところです。
3針・ラグスポ部門
【ボーム&メルシエ】クリフトン ボーマティック
- ケースサイズ:40mm
- 厚さ:11.1mm
- 防水性:5気圧防水
- パワーリザーブ:120時間
- 価格:385,000円
- Ref:M0A10468
- 公式サイト
ダイバーズウォッチではありませんが、キャリバー400が発表された時に対抗馬としてすぐ思いついたのがこの「ボーマティック」です。
パワーリザーブはキャリバー400と同じ120時間で、価格もほぼ同じ。
耐磁性は1,500ガウス(120,000A/m)とアクイスには劣りますが、それでも十分な数値。
実用性にフォーカスされがちですが、ラグや針の形状は意外と他に見ないデザインです。
【フォーメックス】エッセンス39
- ケースサイズ:39mm
- 厚さ:10mm
- 防水性:100m防水
- パワーリザーブ:38時間
- 価格:約243,100円
- Ref:0333.1.6631.100
- 公式サイト
フォーメックス自体はインスタグラムで知っていたのですが、ブランドロゴのフォントがダサくて興味がありませんでした(直球)。
しかしフォントが一新?(モデルによるかもしれません)されたことでイメージがガラリと変わり一気に興味を持ちました。
その後ツイッターを中心に話題となり、その魅力を発信する人が増えて興味は増すばかり。アクイスを購入していなければ勢いで買っていたかもしれません…(笑)
直線が多いケースとブレスレット、むき出しになった4つの六角穴が工業製品らしさを感じさせますが、グラデーションがかったブルーダイアルとポリッシュ仕上げが綺麗な時計です。
【モーリス・ラクロア】アイコン
- ケースサイズ:42mm
- 厚さ:11mm
- 防水性:20気圧防水
- パワーリザーブ:38時間
- 価格:214,500円
- Ref:AI6008-SS002-430-1
- 公式サイト
最後は今更説明不要なモデルの登場です。
最初はアイコンを選ぶつもりはなかったのですが、ダイバーズウォッチ以外も選ぶとなると無視できない存在だったので、載せることにしました。
キャリバー400と同じくブレスレットを簡単に着脱可能であり、防水性も高いです。
並行だと12万円ほどで買えるのも嬉しいですね。
まとめ
やはりスペックだとキャリバー400の優位性が目立ちますね。
しかしトータルバランスだと、ロンジンのハイドロコンクエストは意外な伏兵じゃないかとも思ってます。
とはいえどのモデルも一長一短で魅力がありますし、僕もスペックだけでキャリバー400を選んだわけではありません。
2~30万円台に良い時計が増えてきたのは嬉しくもあり悩ましくもありますが、最後にモノを言うのは自分の感性なので、今回挙げた6モデルも参考程度にしてもらえたらなと思います。