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腕時計について浅く狭く書くブログ

アクイスデイト キャリバー400(43.5mm)購入から1年経ったので再レビューします

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オリスのアクイスデイト キャリバー400(43.5mm)を購入して1年が経ちました。

今回はアクイスを一年間使ってみた良し悪しを、撮りおろしの写真を添えながらまとめてみたいと思います。

購入当初のレビュー記事はこちら

実用的に使ってきたこの1年間で悪い部分も見えてきて、時計に対するモチベーションというか気持ちが下がったこともありました。

しかしファーストインプレッションで感じた青文字盤への想いは変わっておらず、なんだかんだ落ち着いたところに着地したなぁというのが今の感想です。

レビューしているのは43.5mmサイズです。41.5mmではありません。

もくじ

キャリバー400のスペックをおさらい

  • ケース幅:43.5mm
  • ケース厚:約13.5mm
  • ラグ幅:24mm
  • 風防:ドーム型サファイアガラス/内面無反射コーティング
  • 重量:約175g
  • 防水性:300m/30気圧
  • パワーリザーブ:120時間(5日間)
  • 耐磁性:2250ガウス(179,000A/m)
  • オーバーホール推奨期間:10年
  • 価格:340,000円(税抜き)
  • その他:クイックストラップチェンジシステム、10年保証(要MyOris登録)

2021年12月1日から新価格となります!くわしくはこちら

1年間の使用状況

  • 主に仕事での使用
  • 1日8時間ほど着用
  • 使わない時は平置き(長い時は2週間ほど)
  • 傷が付くのは気にしない(雑に扱うわけでは無い)
  • 定期的にエタノール脱脂+クリスタルガードクロノアーマー
  • 5~10月はラバーストラップを使用
T@KE

それではレビューに移りましょう

良いところ

いつ・どこで見ても綺麗なブルーダイアル

やはり購入の決め手となった、ダイアルカラーが一番の良さですね。

メタリックなブルーな時もあれば、薄いぺトロールブルーのような色味も見せるダイアルは、光源を選ばない引き出しの多さがあります。いつどこでも見ても納得のいくブルーを見せてくれますね。ポルトギーゼの青とはまたちょっと違います。

それでいて、トーンを抑えたベゼルが全体を引き締めてくれるので、派手になりすぎません。

T@KE

よく仕事中に眺めてウットリしています(笑)

エッジの効いたブレスとの一体感

アクイスはラグが短い(というかほぼ無い)ので、ケースとブレスの一体感・塊感があります。ラグスポっぽいなと個人的には思っています。

SSブレスの時計は数あれど、この形状はアクイス独自のものだと感じられて所有欲が満たされます。

エッジの効いた直線的なフォルムはカッコいいですね。曲線美ならぬ直線美とでも言えばいいでしょうか。

後述しますが、ラバーストラップに換えた後アクイスに対する興味が失われていました。しかしこの記事を書く前に再びSSブレスに戻したら、またアクイスに対する興味が湧いてきました。着けていて気分が上がります。

ラバーストラップの出来は素晴らしいですが、なるべくSSブレスで使いたい時計です。

クイックストラップチェンジシステム

クイックストラップチェンジシステム…いわゆるブレスレットの簡易着脱機構ですが、やっぱり便利です。

特に夏場は定期的に洗う必要があるので、ブレスを簡単に取り外せるのはメンテナンス性が高いです。

購入時に懸念していた爪(棒に引っ掛けて固定するパーツ)の耐久性も特に問題なしです。

悪いところ

針飛びしやすい

いくらパワーリザーブが120時間といえど、止まる時はあります。

止まっていたら使う時に時刻合わせをする必要がありますが、針飛びしやすいのは結構なストレスでした(僕の操作が悪いだけかもしれませんが)。

リューズを引く時にズレるならまだしも、押し込む時にもズレてしまうと1分以上待たないといけないので困ります。非常に使いづらく、大きなデメリットだと感じています。

僕の考えとしては、ムーブメントがどれだけ精度を追及しても、ユーザーが時刻を正確に合わせない・合わせられないのであれば台無しだと思います。時刻合わせは軽視できません。

「長針を合わせたい時刻より先に進めたあと、反時計回りに戻してから合わせる」という定番の対策はしていますが、ズレる時とズレない時があって安定しませんね。

これに関しては、慣れるしかないのかもしれません(1年経ってますが…笑)。

大きく厚いケース

43.5mmというケースサイズもあって、全体的な大きさ・厚さが気になります。

特に厚さは約13.5mmと、なかなかの数字。距離感を誤って、何度かぶつけてしまいました。

一応ラグは腕に収まってはいますが、ギリッギリなので存在感というか圧迫感はあります。

仕事用に併用しているティソのバラードが薄くて軽いので余計にそう感じてしまいます。

プライベートでたまに使う時計ならまだしも、仕事で長時間着けるならフィット感はもっと大切にしないといけないと痛感しました。「薄くて軽い」は正義だなぁと思いましたね

「いやいや、買う時に分かっていたことでは?」と言われそうですが、購入時のケースサイズは43.5mmしか選択肢が無かったのでここは妥協しました。

今であれば間違いなく41.5mmを買っていたと思うので、この点は後悔しています。

T@KE

まさか 1年も経たずしてサイズダウンするとは思わなかった…

純正ラバーストラップについて

純正ラバーストラップは購入から1年経っていませんがついでに触れておきます。

購入当初に感じた通りフィット感に優れ、すぐにサイズ調整ができるのは非常に使い勝手が良かったです。

汗をかいた時は水道水で洗ったりしていますが、バニラの香りも消えていません(すごい)。

反面、かなり厚みが出るので腕からはみ出してしまうのは着ていて違和感を感じました。

純正ステンレスブレスレットと比較してもこの通り。

ステンレスブレスも重かったり、サイズ調整にひと手間かかるなどデメリットはあります。

しかし、前述した通りSSブレスの方が着けていて気分も上がるので、真夏以外は封印するかもしれません。

純正ラバーストラップのレビュー記事はこちら

オリスを買うなら正規店で

今回ご協力いただいた福岡天賞堂さんでは、オリスの時計を常時2~30本ほどラインナップしており、新作は必ずと言っていいほど入荷しています。

オリスは並行差別があるブランドで、オーバーホール(定期メンテナンス)時の価格が正規店での購入か否かで大きく変わります。

並行差別とは?

正規代理店が仕入れた正規品と、正規代理店以外のルートで仕入れられた並行品の修理対応に差を設けること

永く使いたいと考えているなら正規店での購入をおすすめします。

福岡天賞堂さんはもちろんオリス正規取り扱い店です。

まとめ

  • 場所を選ばず良い色を見せてくれるブルーダイアル
  • ケースとブレスの一体感がカッコいい
  • ブレスの簡易着脱機構は便利
  • 針飛びしやすいのは×
  • ケースの厚さと大きさは細腕(16cm)には存在感が出る
  • 純正ラバーストラップは厚みが気になる

やっぱりケースサイズが気になるなぁ、というのがこの一年間使ってみての感想です。

正直なところ手放すことや、41.5mmに買い換えることも考えました。

T@KE

手首を鍛えて相対的に時計を小さくするしかない…!

他にもデメリットがハッキリしたので、その点を不満に思っているのは確かです。

ですが、ブルーダイアルには心底惚れているので、なんだかんだ使い続けるとは思います。

それにこの時計カッコいいんですよ。

キャリバー400のウリである高スペックな部分よりも、ダイアルカラーとかブレスレットの形状のような表面的な部分が僕を惹きつけましたね。カタログスペックの高さが、決して実用性とイコールでないことを感じます。

この1年間はコロナ禍もありレジャーでの使用シーンが少なかったので、次の1年はもっと外で活躍させたいと思います。

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