みなさんは腕時計の撮影にどれくらい意識を割いていますか?
良い写真は人を惹きつけ、それは腕時計に限った事ではありません。
自分の時計の魅力を引き出す良い写真を撮りたいものですが、これが意外と難しかったりします。
僕も以前、撮影時に気を付けていることをまとめてみましたが、満足いく写真が撮れることはまだまだ少ないです。
もっと撮影スキルを上げたい!
そこで今回は僕のツイッターのフォロワーさんであるmusashiさんをお呼びして、撮影の極意を聞いてみました。
ロイヤルオークの写真をツイッターに投稿しているmusashiさんの写真には“ある特徴”があります。その写真の撮り方から学びを得よう、というのが今記事の趣旨となります。
musashiさんを紹介
musashiさんは僕のツイッターのフォロワーさんで、こちらの投稿がきっかけでフォローさせていただきました。
「もしもしお母さん?スイスのみんな元気でやってる?」 pic.twitter.com/9e1cBvtfHa
— musashi0516 (@musa_0516) June 7, 2021
ロイヤルオークという高級時計と、庶民的な食玩を組み合わせたユニークな世界観を創っています。それでいて、ロイヤルオークの美しさが写真からしっかり伝わってくるので、見ていて楽しいですね。
日々のメンテナンスをお忘れなく…🛠 pic.twitter.com/oKSJ5jDlCn
— musashi0516 (@musa_0516) June 2, 2021
某所撮影スタジオにて pic.twitter.com/wRoaOtHHop
— musashi0516 (@musa_0516) October 1, 2021
後ろからのアングルも美しいのです pic.twitter.com/vR8YFdyD2k
— musashi0516 (@musa_0516) September 1, 2021
仕事のことは忘れてお庭でのんびりスローライフ🍀 pic.twitter.com/GQWqlhiepM
— musashi0516 (@musa_0516) June 11, 2021
“僕はタケシ、ジュウ渓谷中学の2年生だ!
— musashi0516 (@musa_0516) June 16, 2021
今日はクラスのアイドル・ロイヤルオークさんに呼ばれて放課後の教室に来たんだけど、僕に伝えたいことって何なんだろう?” pic.twitter.com/KbyUaJZjbF
主な撮影機材・道具
- SONY α7Ⅲ
- SIGMA 24-70 f2.8
- クリップオンストロボ
- 光を反射しない黒い布
- 光沢の無い白い布
撮影環境・手順
- 自室のソファの上に黒い布(または白い布)を敷いて座って撮ってます
- 基本手持ちで撮影しますのでほとんど三脚は使ってません
- ストロボは天井バウンス(後方)にすることが多いです
- 被写界深度はF8からF11に設定することが多く、文字盤が写る時は文字盤上のブランドロゴにピントを合わせるようにしています
- 実はPCを持っていないのでカメラからiPhoneに直接データを飛ばし、Photoshopで少し編集して投稿する感じです
- Photoshopでの編集は、いつも露出アンダーで撮るので影を取ったり全体を明るくすることがメインです。気分やテーマによって少しフィルターを使ったりもしますが、やり過ぎ感が出ないように心掛けています
ストロボの光を壁や天井に向け、反射した光を被写体に当てる撮影テクニック。
直接光を当てるよりも自然な仕上がりとなる。
ピントの合う範囲のこと。
被写界深度が浅いとピントの合う範囲が狭く、深いとピントの合う範囲が広くなる。
カメラの「撮像素子(イメージセンサー)」に取り込まれる光の量(露出)を少なくすること。
写真に深みが出て、落ち着いた雰囲気になる。
雨の日も楽しむために傘を新調しました。
— musashi0516 (@musa_0516) May 21, 2021
ハンドルにトゲトゲが付いているので使った後の手のひらを見るのが楽しみ🤭#パソッティ#pasotti#オーデマピゲ#audemarspiguet#ロイヤルオーク#royaloak#77350st#34mm pic.twitter.com/awyFMWO9MB
撮影のポイントなど
とりあえず枚数を撮ってみる
「こんな感じで撮りたい」というような完成形をイメージしてスタートするよりかは、「これを使って撮りたい」からスタートし、撮り進めていくうちに完成形に辿り着く感じです。
ど素人感丸出しですが、とりあえず置いて撮ってみるところから始めて、そこから時計や小物の場所・画角・ストロボの出力などを変えてとにかく枚数を撮りまくります。
たまにロイヤルオークに感情があるかのように見立てた写真を撮ることもありますが、背景にあるストーリーはほとんどが撮った後の後付けで、写真をみてキャプションを決めています。なので、後から「もっとこう書けばさらに面白かったなー」と後悔することもよくあります。
拾ってください🐶 pic.twitter.com/DWAA5qLkDc
— musashi0516 (@musa_0516) June 18, 2021
時計との組み合わせが面白い小物を選ぶ
小物は昔からガチャガチャが好きだったこともあり、ロイヤルオークをお迎えする前から沢山集めていたのでほとんどがそれを使っています。
最近はこんなご時世なのであまりガチャガチャを買いに行く機会がなく、ちょっとネタ切れ感が…
小物系で一番の好みは人間が使う道具がそのまま小さくなったものが好きです。今まで使って来た中で言うと、公衆電話、布団、ストロボセットなどです。
「時計がこれを使って何かしてたら面白いなー」と思いながら撮っています。
時計と小物を接触させて撮ることもありますので、細心の注意を払い時計に傷が入らないようにしています。写真に写らないように、小さく切ったメイク用のコットンパフを緩衝材として使うこともあります。
少し早いけど先に布団入ってるね😘 pic.twitter.com/t08M3O77q8
— musashi0516 (@musa_0516) June 15, 2021
アイデアを思いつくタイミング
アイデアを思いつくタイミングは仕事でストレスが溜まっている時です。
仕事中にイライラしながらトイレに入った時に「あー帰ったら絶対写真撮ろー」とか「あのガチャガチャ使って撮ろー」という感じで、なぜか高ストレス時に写欲が爆上がりします。
今日こそは八角形の秘密を教えてもらおうか… pic.twitter.com/H7VR3m2Gsf
— musashi0516 (@musa_0516) July 9, 2021
musashiさんへのQ&A
まとめ
僕は一眼ではなくスマホで撮影していますが、参考になる部分が多々ありました。また、一眼を購入した時にどういう設定や環境で撮れば良いか?が一目で分かる内容にもなりました。
知識がないと本当に分かりませんからね…
最高の一枚を得るためにはたくさん撮らないといけない、というのは一眼でもスマホでも共通している部分ではないでしょうか。
バカバカしくもありながら、馬鹿にした写真は撮らないmusashiさんのポリシーを感じるインタビューとなりました。
普段の投稿では知り得なかった、ロイヤルオーク購入についてお聞きできたのも嬉しかったですね。
今後もおもしろくも魅力的な投稿を楽しみにしたいと思います。