この記事はこんな人向けに書いています。
- ノモス アホイの使用感について知りたい
- 軽くて薄いダイバーズウォッチが欲しい
ノモスのアホイ アトランティック(AH1E1AT2N)を購入して1年が経ちましたので、再度レビューしてみたいと思います。
ノモスの中でもアホイを買う人は少ないと思うので、良いことも悪いことも正直に書きました。
購入当時のレビューはこちら↓
ノモス アホイの良いところ
ダイバーズウォッチなのに薄くて軽い
やはりこれに尽きます。
アホイのケース厚は10.6mm、重さは70gです。
参考までに、ロレックスのサブマリーナのケース厚は13mm、重さは159gです(ステンレスベルトなので重量は純粋な比較になりませんが)。
特筆すべきはそのケースの薄さ。
薄いとそれだけぶつける可能性が低くなりますので、傷がつきにくいです。
ダイバーズウォッチは厚くて重いイメージがあったので、このアホイのスペックは目を見張るものがありましたし、実際に使っていて楽でした。
細腕の方でも似合うと思います(僕の手首周りは16.5cm)
高精度で美しいキャリバーDUW 5001
精度に関しては一概に言えませんが、僕の個体は+5秒くらいで安定しています。
21600振動のロービートですが、完全自社製の脱進機である「ノモス スウィングシステム」によって高い精度を実現しているのが分かります。
外観も美しいです。
表面に施されたグラスヒュッテ・ストライプや、ムーブメント外周に施されたノモス・ペルラージュ仕上げが特に目を引きます。
自身4本目の機械式腕時計ですが、文字通り「惹きつけられる」ムーブメントはこれが初めてでした。
ノモス アホイの悪いところ
高級感はあまりない
これはノモス全般に言えることでもありますし、良いところでもあるので単純に悪いとも言い切れません。
しかし腕時計に高級感を求めている人には物足りないでしょう(そもそもそういう人はノモスを選ばないはず)。
インデックスがアプライドorエンボス加工であれば、もう少し質感が上がりそうなものですが。
細腕には穴が足りないストラップ
僕の手首周りは16.5cmですが、純正のままだとブカブカだったので穴を開けてもらいました。
しかし無理矢理開けた結果、徐々に穴が崩れてきてしまいました。ほつれも見られます。
ただしこれは完全に自己責任ですので後悔はありません。純正品をそのまま使えたら良かったのですが、仕方ありません。
細腕の方は試着してみることをおすすめします。
※現在は社外品のパーロンストラップに替えて、この問題を解消しています。
ケースを支えるには心もとないストラップ
またストラップの話で恐縮ですが、どうしても気になった点なので挙げました。
アホイを着けているとケースを支えられずストラップがズレる、という事が多くありました。
僕は腕時計がグラグラ動くのが大嫌いなので、この点はとてもストレスでした。
とはいえアホイは重い時計ではありません。
おそらくはケースの厚みと、ストラップの軽さのバランスが悪いんだと思います。それから先ほど話したベルト穴。純正の穴ではないので安定感に欠けてしまったのでしょう。
以上2点から純正ストラップの使い勝手は良くないと感じています。最初は肌触りもよくて、水も気にしなくていいので気に入っていたんですが…
まとめ
- 薄くて軽いケース
- 高精度で美しいムーブメント
- 高級感には欠ける
- ストラップは細腕には一考の余地あり
ノモスの中ではガシガシ使える珍しいモデルだと思います。
また、人とも被らないのでそういうものが好きな方にもおすすめです(購入から1年経ってもSNS等で見かけることがほとんどない)。
短所ばかり書いてますが、ノモスだけどノモスらしくないカッコよさに惚れたわけですし、その想いは変わっていません。
これからも手元に置いておきたい一つです。