サムネイル出典:@manarinaena
IWCのポルトギーゼ・クロノグラフに、初となるステンレススチール・ブレスレット(以下SSブレス)モデルが登場したのは記憶に新しいところです。
それから数か月後の2021年10月、今度はオートマティック40にSSブレスモデルが登場しました。それも突如。
登場から間もないですが既にSNSで話題となっているのを感じますし、SSブレス単体での購入を考えている人も見受けられます。
しかしIWC公式サイトにSSブレスのページが無く(あれば教えて下さい)、SSブレスだけを紹介している記事もあまり無いです。
そこで今回は僕のツイッターのフォロワーさんご協力の下、SSブレスレットを写真中心に紹介したいと思います。
紹介しているのはクロノグラフ用のSSブレスです。
モデルによってデザインは異なります(特に弓カン部分)。
本記事に寄与していただいた方々
記事を読んでいただく前に、今回写真を提供していただいた方々を紹介します。みなさんには改めてお礼申し上げます。
特にAifaさんとマナさんは、この記事の為に撮り下ろしていただきました。
また、Aifaさんとまつさんには以前インタビューをさせていただいてるので、そちらも合わせて紹介します。
ポルトギーゼのSSブレスレット化
ポルトギーゼのSSブレスは、2020年のIWC新作の一つであるポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフが初出です。
その翌年の2021年に、クロノグラフ→オートマティック40という順でSSブレスレットモデルが立て続けに発表されています。
当初は「ポルトギーゼにSSブレスはどうなんだろう?」と思っていましたが、蓋を開けてみると新しい選択肢として十分アリだと思えるようになりましたね(モデルによる)。
2019年の自社ムーブメント搭載に始まる、ポルトギーゼの使い勝手の向上が近年加速しているのを感じます。
ラフな格好にアクセントとして。#ポルトギーゼ #青文字盤 #高級腕時計 pic.twitter.com/1QqW51bIi9
— まつさん (@matsusann) August 7, 2021
SSブレスレットを写真で紹介
それではSSブレスの紹介に移りましょう。
※スマホだとタップすれば画像は大きくなります
ブレスレット単体
表側
ブレスの全体。
中央部分がポリッシュになっています。近年のラグスポなどにも見られるデザインです。
裏側
裏側。よく見るとヘアライン加工されています。
側面
側面。やや肉厚です。
こちらもヘアライン加工が施されています。
バックル
バックル部分はシームレスな一体感が美しいです。
開閉はオーソドックスなプッシュ式。形状の関係で開閉には順番があります。開くときは6時側から、閉じる時は12時側からの順となります(「IWC」のロゴを正位置に置いた場合)。
ケースとの接続部分
ケースに付けたところ。流れるような曲線美。
ラグとの接続はバネ棒を使っています。
クイックチェンジ機能はありません。バネ棒外しで着脱します。
リストショット
ダイアルカラーによって多少の印象の違いがあります。
どちらかといえば、暗めの色の方がSSブレスには合うのではないでしょうか。
黒文字盤とか抜群にカッコよくなりそう!
SSブレスレットの価格は?
IWCにメールで問い合わせたところ、クロノグラフ用のSSブレスは184,800円(税込)とのことでした。
ブレス単体でも販売されてます。
思ってたより早く届きました。
— Aifa (@aifa_IWC07) May 8, 2021
これで夏もポルトギーゼを楽しめる✨ pic.twitter.com/SMIlarunV6
ちなみに最初からSSブレスモデルを選んでいれば、後からSSブレスを買うよりも41,800円お得です。
- IW371617(クロノグラフ SSブレスモデル):1,259,500円
- IW371605(クロノグラフ 青針モデル)+SSブレス:1,116,500円+184,800円=1,301,300円
革ベルトとSSブレスモデルの価格差は143,000円。
「これくらいならSSブレスモデルを買うかぁ」となりそうな絶妙な価格設定です。
とはいえ決して安い金額では無いので、自分がポルトギーゼをSSブレスでも使うかどうかは購入前によく考えた方が良いでしょう。
SSブレスレットの良いところ・悪いところ
SSブレスレットの良し悪しは過去の記事でオーナーさんにお聞きしています。
この記事の中に、今回協力いただいたマナさんの意見も載っているのでここで紹介します。
みなさんに良いところと悪いところを聞いているのですが、SSブレスを購入された方は口を揃えて価格面を悪いところとして挙げていました(笑)
購入前にチェックしておきたい点
- ブレスの微調整はできない
- クイックチェンジ機能はない
- 時計1本が買える価格
- クロノグラフとオートマティック40では互換性が無い(公式の見解)
注意点としてはこれくらいでしょうか。
バックルでの微調整はできません。コマで調整する形になります(取り外せるコマは6個)。
先ほども触れましたが、製品としては後発にもかかわらずクイックチェンジ機能がないというのは結構なデメリットかと思います。
それでいて、時計1本が買えてしまう価格というのはなかなか試されている気がしますね(笑)
ただ、それを上回るだけのブレスレットとしての美しさや完成度の高さ、ポルトギーゼを昇華させる魅力を感じられるのもまた事実かと思います。
最後の「互換性を確かめる」というのは、クロノグラフ用のSSブレスをオートマティック40には付けられないということです。まぁここは問題ないでしょう。
やはりポルトギーゼのSSブレスはクロノグラフとオートマティック40では別物?か。
— T@KE #青に惹かれて (@take87bluelover) October 13, 2021
ケースの形状違うから当たり前っちゃ当たり前だけど。
出典:@MonochromeWatch pic.twitter.com/qIxSjlVf6P
まとめ
- ポリッシュとサテンを使い分けた仕上げ
- つなぎ目が目立たないバックル部分
- バックルの開閉はプッシュ式
- ポルトギーゼをSSブレスで使うのであれば、革モデルを買うよりもお得
- 調整はコマのみで行う
- クイックチェンジ機能はない
- 18万円超という価格
SSブレスモデルは実物がとてもカッコいいらしいので、興味がある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?
ポルトギーゼの購入を考えている人へ
ポルトギーゼの購入を検討している人の役に立つであろう記事をひとまとめにしました。
青文字盤に限定していないので、ポルトギーゼが欲しい全ての人が楽しめる内容になってます。
ぜひブックマークなどして役立てて欲しいと思います。