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腕時計について浅く狭く書くブログ

パーロン?ミラネーゼ?それとも純正SSブレス?真夏のポルトギーゼにはどんなベルトを合わせるべき?

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サムネイル出典:@matsusann

「夏でもポルトギーゼを使いたい!」

最近僕のTLでよく見かけるフレーズです。

「使えばいいじゃないか」と思われるかもしれませんが、ポルトギーゼはその上品さゆえに合わせるベルトによっては途端にバランスが崩れてしまう時計。個人的にもできることなら革ベルトで使いたい時計です。

ポルトギーゼを夏に使うためには、およそこの6つからベルトを選ぶことになるかと思います。

  1. NATO
  2. パーロン
  3. 裏ラバーの革
  4. ミラネーゼ
  5. 純正SSブレスレット
  6. 純正TimberTexストラップ

※ちなみに僕は普段は裏ラバーのリザード、真夏はW編みのパーロンを合わせています。

皆さん思い思いのベルトを着けて楽しんでいられますが、それを見て思いました。

「これをまとめれば、悩む人の参考になるのでは…?」と。

そこでこれらを使っているオーナーさんに以下の3つの質問をして、その良し悪しをまとめてみました。

なぜそれを選んだのか?

良いところ

悪いところ

ちょっと時期が遅いですが、真夏のベルト選びの参考にしていただければと思います。

それではいってみましょう。

もくじ

NATO派

kbmさん

NATOフリークであり、家に複数本のNATOが常に転がっているため。

ポルトギーゼ・クロノグラフと同じラグ幅20mmの時計間で、くるくる交換して使っています。

安い(失敗しても無問題)
丸洗いできる
本体から着脱(交換)しやすい
時計全体が軽くなる
裏蓋と肌が接触せず快適
見た目が涼やか
色、柄が豊富
時計の印象がかなり変わる
腕にフィットさせやすい
ドレスもカジュアルダウン可
ジャケパンまでいける

セットアップには合わない

パーロン派

シロッコさん

ユーリットの引き通しタイプを使用 

NATO・ラバー・パーロンで探していましたが、NATOはドレスウォッチにつけるにはカジュアルすぎるため除外。ラバーも同じ理由で除外。

パーロンは編み込みなのでドレスウォッチに合うと思い、決めました。

ダークブラウンを選びましたが、編み込みと相まって革に近い上品さがあるのでドレスウォッチに合います。

引き通しのため手首との接地面積が裏蓋と比べて少なく、汗をかきにくい。
ストラップの裏側が滑り止め加工されているのでズレにくい。

ベルトに穴がないので編み込みの隙間に棒を刺すのですが、ちょうどよい場所へ刺すのに手間がかかる(慣れればすぐできますが)。

とつもつさん

ユーリットのセパレートタイプを使用

裏ラバーの革ベルトだと見た目が暑いかも…
スポーティなラバーベルトやミリタリー色の出るNATOタイプだとドレス色のあるポルトギーゼには合わないかも…

と思って残ったのがパーロンでした(ちなみにパーロンの存在はタケさんのブログを読んで知りました。感謝。)。

その上で、目の詰まったものかつ厚みを出したくない&裏スケを隠したくないので引き通しではなくセパレートタイプがいいな、ということでユーリットのW編みのセパレートを選びました。

目の詰まった生地に控えめな光沢があって、ステッチもしっかりしてて上質感あります。
時計の高級感を損なわないと思います。

尾錠もそこそこ高級感ある気がします(高価格なクロコでも尾錠はチープだったりすることあるので…)。

意外と堅いです。布というより厚紙のような堅さ。

あと遊革でちゃんと固定が効かなくて、押さえがズレたり外れたりして余ったベルトが遊んでしまうことがあります。

ミラネーゼ派

汗だく節約サラリーマンさん

今年、ミラネーゼブレスの時計をSNSで見かける機会が多く気になっていました。そもそもミラネーゼブレスを所持したこともありませんでした。

また、夏は金属ブレスにしたいと思っていたため、購入にたどりつきました。純正のベルトが現状の予算に合わず、非純正で探していたことも理由の一つです。

ベルトの裏面も滑らかなので、肌へのタッチが優しくて着け心地がいいです。
外して置くときのブレス同士のガチャガチャ感や、傷がつくおそれもないです。

当然ですが、金属ブレスなので汗が気にならないですね。

気になる程ではないですが、ケースに対して少しベルトが薄いかな?と感じます。

あとは強いて言うならば、若い子(20歳女性)にベルトを替えたことに対して、おじさん感出たと言われました(笑)

DEBJERAさん

ポルトギーゼのクラシックなイメージと合うと思ったから。

通気性、フィット感。

外すときに落とすリスクがあること。

裏ラバー派

りのよさん

※ジャン・ルソーのオーダー品を使用

革ベルトが非常に好きなので、夏場も使いたいという思いから表が革、裏がラバーを採用しました。

表(リザード)はタケさんのを参考にしています🙇

元々体質的にあまり発汗しないということもありますが、暑い今の時期でも躊躇なく使用できるところです。

ラバーの種類をもう少し考えておけば良かったと反省しています。

別の腕時計では凹凸のあるラバーを採用していますが、そちらの方が汗を逃がす効果は高いだろうなと感じています。

サイさん

カシスのアドナラカウチックを使用

以前よりポルトギーゼ(青針モデル)には『ツヤ控えめの紺・濃紺のベルト』が一番似合っていると思っており、オンで使うということもあって元々のドレッシーさを損なわず機能性を加味した時に当ベルトが一番と考えました。

ラバーの主張が強い柔らかいベルトも良いですが、ある程度芯に硬さがある物の方が時計が安定して嵌められる気がするので自分は好みです。

程よい光沢感と色味で主張し過ぎず、オールラバーより適度に硬さがあるため時計が暴れないため着用感が良いです。

使用後に水っ気をとっていればかなり長持ちしますし、本ワニ革ですが値段も手頃です。

あまりないですね。強いて言うなら実店舗にあまり置いていないことでしょうか。

あとは着ける時計によってはもう少し厚みがあったほうがいいかもしれませんね。自分は不満はないです!

くー.さん

※ジャン・ルソーのオーダー品を使用

IWCを購入した店舗でオーダー扱いがあったのがジャンルソーだったからですね。

ラシンさんのは既製品で、これはたまたまIWC用で安価のクロコで純正形状裏ラバーがあったからです。

ジャンルソーはオーダーなので形状や厚み、素材、仕上げでやっぱり全体的に融通が効く所が1番いいですね。

ジャンルソーの裏ラバーはラバーコーティングのカーフ裏材ではなく薄っぺらいラバーなので、他社よりは柔らかくて使いやすいと感じます。

他社の既製品でよく見るラバーコーティングの裏材だと、すこしボテっとして重い印象です。

素材次第ですが、やっぱり少し値段が高いです。

グレインカーフは発注の仕方が少し悪かったのか、思った以上に分厚く仕上がってしまって少し取り回しが悪いです。この辺りの完成しないと現物が分からないというのはオーダーの弱点かと。

ジャンルソーの場合はアトリエに行って直で発注すると革のどの部分使うとか詳細を話せると聞いてますので、アトリエ行けるならデメリットはだいぶ薄くなるかと思います。

純正SSブレスレット派

まつさん

IWC純正ということでピッタリですし、まだ発売されたばかりで話題性も高いためこれ一択でした。
青文字盤にSSブレスレットを合わせている方もまだ少ないので、早めに手に入れたかったのもあります。

ポルトギーゼの良さを殺すことなく見事に調和したデザイン。
裏側のバックルの部分も非常にシンプルなデザインでIWCらしさが出ていてとても良いと思います。
あと細かいところですが、Dバックルのボタン部分の構造が非常に繊細で素晴らしいなと感じてます。

SSブレスレットだけで19万円弱もする値段ですね…。
クォーツならそこそこ良い時計が1本買えてしまうほどの値段なので、正直ちょっと考えました。
買うときは無になりましたが、正直もう少し安ければよかったなと思いました。
10年とか20年単位で使うとして日割りしたらほとんどタダみたいなもんです(白目)

teeさん

もともとヨットクラブのブレスモデルを検討していましたが、大きさと価格がネックになり、ポルトギーゼ・クロノグラフを購入した経緯があります。
夏はミラネーゼにしようかと思っていたところに、ヨットクラブと同じブレスが発表されたので飛びついてしまいました。

IWCならではの作り込みの良さ、ソリッドなサテンの部分と滑らかで立体的なポリッシュ部分の組み合わせが好きです。
着け心地もさらっと吸い付く感じで良いです。

やはり値段ではないでしょうか。そこそこの時計が1本買えてしまいます。
後はブレスの微調整が無いのと、最近増えきたクイックチェンジ機能が無い点が不便です。

マナさん

購入時、夏用にブレスも欲しいと考えており相談したところ、当時発売したばかりのSSブレスモデルの話を聞きました。
実際に拝見し、サテン仕上げに加えて中央のポリッシュ仕上げでブレスが立体的に見え、これは太陽光の下で美しいだろうと感じたためです。
後は単純に憧れた時計だったので「せっかくなら純正ブレスを付けたいな」と思った次第です。

上で書きましたが2種の仕上げによる輝きの妙は見事ですね。
腕の動きや光の加減で様々な表情を見せてくれる所は気に入っています。
あとはバックルを閉じるとちゃんと一続きになってバックルが外側から見えなくなり、「時計のベルト」ではなく「ブレスレット」のような上品さを感じるのが好きですね。

価格ですかね。
わたしの懐具合のせいではありますが、購入価格はブレスのみで約18万円と二の足を踏んでしまいました。
デザイン性や夏でも快適な使用感は特筆すべきですが、人によっては受け入れ難い価格設定ではないかなと思います。

Aifaさん

SSブレスレットにすることでポルトギーゼ・クロノグラフが持つ、“クロノグラフならではのスポーティーさ”を楽しみたかったからです。
価格はちょっと高かったですが「一番好きな時計を1年中楽しめるのなら実はお得では!?」と考え購入に至りました。

ポルトギーゼの上品さは残しつつも、ブレスレットにすることでよりカジュアルな場面でも使いやすくなりました。
また、夏場のブレスレット、涼しい時期の革ベルトで使い分けることでポルトギーゼ・クロノグラフのスポーティーかつドレッシーな雰囲気の両方を楽しむことができると思います!

やはりネックなのは価格でしょうか。
ブレスレットの重さは何度か付けているうちに気にならなくなります。

WPさん

既存の仕事用の時計は革ベルトなので差別化できることや、オールシーズン使用できることが理由になります。純正なので安心感もありました。
また購入時にその時計店のキャンペーンでこのブレスレットをサービスで頂けるといった環境面での追い風も大きかったと思います。

ポルトギーゼは個人的にクロノグラフ時計としては珍しいドレッシーな印象が強い時計でした。ブレスレットにした事でスポーティさが加わり、従来のドレッシーさと非常に調和され、絶妙なバランスの時計になったと思いました。
手持ちの他のSSブレスレットに比べ軽いのも私は好きなポイントです。ブレスが軽いぶん時計本体の重みを感じられますし、この重量感の差が付け心地の良さになっているのではないかとも思いました。
見た目もサテンとポリッシュの仕上げが素晴らしく、自然光下で美しく輝きます。
余談ですが、このブレスレットの光り方が目に入ったのがきっかけで職場にて私の時計趣味が公になりました(苦笑)。ある意味時計に興味のない方でも綺麗にみえている証明かもしれませんね。

仕様上仕方ありませんが、ポリッシュ部分はすぐに傷がつきました(笑
価格面も単独購入は優しくないので、IWCにはポルトギーゼの標準ラインナップに各文字盤ブレスレットモデルの用意を期待してます。

純正SSブレスレットについてはこちらもチェック

純正TimberTexストラップ派

Hiroさん

新し物好きなので、新素材のストラップに興味がありました。

防水性が高いという事ですが、実際に汗をかいても裏面はサラッとしていて着け心地は良好でした。

高級感を求める人には向かないかも😅

触った感じで”紙素材”である事を意識します。

まとめ

皆さんのポルトギーゼに対する考えがベルトにも出ているのが、見ていておもしろかったですね。

この記事を書いて一つ後悔したことがあるのですが、純正SSブレスレットに興味が出てきてしまいました…。

その質感の高さは体験済みなので良さは知っていましたが、やはりポルトギーゼには革だ!という考えだったので触手は伸びませんでした。同じ時計を愛するオーナーさんの意見は説得力がありますね…。

この記事を読んだ方も僕のように色んなベルトに興味を持って、夏でもポルトギーゼを楽しんでくれたらなと思います。

Specialthanks(敬称略)

ポルトギーゼの購入を考えている人へ

ポルトギーゼの購入を検討している人の役に立つであろう記事をひとまとめにしました。

青文字盤に限定していないので、ポルトギーゼが欲しい全ての人が楽しめる内容になってます。

ぜひブックマークなどして役立てて欲しいと思います。

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もくじ