皆さんは「上がり時計」というものがあるのをご存じですか?
上がり時計とは文字通り上がり、最後に買う時計のことを指します。
僕は青文字盤の時計が好きだという事は常々言っていますが、青文字盤の上がり時計については考えたことがなかったので今回5本選んでみました。
選定基準はこの3項目。
- 青文字盤
- 100万円以上
- 個人的な好み
買える買えないは置いておいて、純粋に憧れ的な観点で選んでみました。
ニュアンス的には「僕が選んだ最強の青文字盤5本」という感じなので、こんな選択肢もあるんだと思って見ていただけたら幸いです。
上がり時計候補となる青文字盤5選
ブレゲ「マリーン」
- ケース幅:40mm
- ケース厚:11.5mm
- パワーリザーブ:55時間
- 機構:自動巻き
今までブレゲの時計は、自分好みでは無いのでリストから外していました(価格的にも手が届かない)。
しかし何気なく百貨店でこのマリーンを見てみたら、その輝きに目を奪われました。
波模様を模したギョーシェが光を反射してキラキラ輝く様は宝飾品。
マリーンと共に海を眺めながら過ごすひととき…そんな瞬間を迎えられたらなんて素敵なんでしょう。
まさに上がり時計にふさわしい1本。
ウルバン・ヤーゲンセン「Ref.1140L WG」
- ケース幅:40mm
- ケース厚:?
- パワーリザーブ:72時間
- 機構:手巻き
色違いですが、ローズゴールドモデルを着けた時とても洗練された美しさを感じました。
特にスモールセコンドのギョーシェは目を引きます。これが手作業というのですから驚きです…
時針が6時位置に来ると、スモールセコンド針の中心とピッタリ合うようになっている?のが素晴らしいと思いました。
これだけシンプルなデザインなのに、唯一無二な雰囲気を感じます。
ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ」
- ケース幅:41mm
- ケース厚:11mm
- パワーリザーブ:60時間
- 機構:自動巻き
このオーヴァーシーズをSNSで見た時に、そのあまりにも深い青色に引き込まれたのを覚えています。
購入時に3種類のストラップが付属しているという点も魅力。アリゲーターレザー、ラバー、マルタ十字を模したステンレスブレスレットの3つは工具なしで簡単に交換できます。
特にマルタ十字を模したステンレスブレスレットの形状はとてもアイコニックで、オーヴァーシーズを所有する意味を与えてくれるでしょう。
25,000A/mまで耐えられる耐磁性の高さも見逃せません。
買える時計ではなくなりつつあるのが残念なところ。
ショパール「アルパイン イーグル」
出典:ショパール公式
- ケース幅:41mm
- ケース厚:9.7mm
- パワーリザーブ:約60時間
- 機構:自動巻き
言わずもがなの大人気モデル。
色々言いたいことはあるんですが、あまり語らずとも見れば分かるというか…試着してみてここまで心酔する時計は久しぶりでした。
一言でいうと「とてもよく考えられた時計」だと思います。
ワシの目の虹彩をイメージした独特なダイアルデザインや、ジュエラーらしい美しいブレスレットは所有欲を満たしてくれることでしょう。
ジャガー・ルクルト「マスター・ウルトラスリム・ムーン」
- ケース幅:39mm
- ケース厚:9.3mm
- パワーリザーブ:70時間
- 機構:自動巻き
今回紹介する中では最も安いものの、魅力は充分。
ジャガー・ルクルトの「マスターシリーズ」はどこか間延びしたデザインがネックでしたが、2021年にデザインが一新。それと同時期に発売された”ぺトロールブルー”カラーは一線を画します。
個人的にはアルパインイーグルを買わなければこれを買っていたと思います。
詳しくは記事にしてますので、そちらも合わせてご覧ください。
予算100万円もないよ!という方は
上がり時計候補ということで100万円以上の時計を選びましたが、価格が上がり時計を決めるわけではありません。人によっては50万円の時計でも十分上がり時計となります。
そういう方にはこちらの記事もお役に立てると思います。
上は80万円台から下は1万円台までと幅広い選出となっていますので、様々な需要に応える内容になっているのではないかと思います。
こちらも個人的に好みな青文字盤を選んでみました。
まとめ
青文字盤の時計は数ありますが、上がり時計候補となるとその数はグッと減ってくる印象です。
人によって上がり時計は異なるものですが、最後を飾るにふさわしいモデルを選んでみたつもりです。