オメガから2022年の新作として登場した「スピードマスター’57」。
幸運にも、その青文字盤を試着することができたのでレビュー(というかただの感想)してみたいと思います。
スピードマスター’57自体はすでに試着済みで、自分が好きな青文字盤だとどう印象が変わるんだろう?と思っていましたが…この時計、激渋です。
それではいってみましょう
スピードマスター’57って?
すごく簡単に説明すると、スピードマスター’57は2013年にスピードマスターの”ヘリテージモデル”に加わったモデルです。
1957年に登場した初代スピードマスターにインスパイアされたデザインから「’57」という名称が付けられています。
それがマスタークロノメーターを搭載し、ケースサイズを40.5mmにサイズダウンして2022年の新作として再度発表されました。
スペック等詳細は公式サイトをご覧ください
ヴィンテージ感あふれるデザイン
ダイアルカラーは鮮やかな青ではなく、藍色に少しグレーを足したような青をしています。色でいうと紺鼠(#44617b)に近いですかね。
一見地味ですが、角度を変えると発色のいい青も出てくるので、青好きなら満足できるダイアルかと思います。
屋外光などではどんな発色をするのか興味がありますね。そこはオーナーの特権。
また、写真だとちょっと分かりにくいですが、ベルトはグラデーション掛かっていて綺麗です(しかしクイックチェンジではない点はマイナス)。
特筆すべきなのはこのブラッシュ仕上げによるマットなベゼル。
ここがポリッシュ仕上げだったら全く違う印象を受けるはずです。
そこに伝統的なブロードアロー針や、大きくて角度のあるインダイアルが嚙み合って、全体としてヴィンテージ感を演出することに成功していると思います。計算されていますね。
手巻きというのもこの時計のキャラクターに合っていますね👍
軽く腕馴染みのいいブレス
今回とは別の機会に、ブレスタイプも試着したことがあるんですが、ブレスタイプなのにとにかく軽い印象を受けました。
試着する前は「ケースが厚すぎないか…?」という印象でした。
実際ケースは厚い(※12.9mm)んですが、それが重さに直結していないんですよね。着け心地の向上にも繋がるので、厚みは”多少は”我慢できると思います。
ケースは厚いのに、この細いブレスでどうやって重心を取っているのでしょうか…不思議です。この辺は企業努力といいますが、流石はオメガだなと。
まとめ
ベタですが、革ジャンに合わせたらとてもとてもカッコいい時計だと思います。
僕はオメガの中ではアクアテラが好きで、本来こういう趣向の時計には食指が動かなかったんですが、なぜかこのスピードマスター’57はカッコいいと感じました(歳ですかね笑)。
アルパインイーグルと被るので僕は買いませんが、青文字盤好きの方にぜひ試着して欲しいモデルです。