今日は福岡三越・岩田屋で年二回開催されている「世界の腕時計展」に行ってきました。
今回は特にこれといったものが無く、このまま収穫無しかと思って立ち寄ったショパールティックでまさかのあのモデルを見ることができたので急遽記事にしたいと思います。
試着しているモデルは全てサンプルです(が、正直実機となにが違うのか分からないレベル)
試着したモデル
A223 パイングリーン
この“パイングリーン”はかなり独特な色味で、工夫して撮らないとグレー(もしくはブラック)ダイアルに見えてしまいます。鮮やかなグリーンを期待している人は少しガッカリするかもしれません。
イメージとしてはオメガの「アクアテラ」のグリーンに近いと思います
写真じゃ全然色味が伝わってないと思うので、動画を載せておきます。
パイングリーンの色味(思いっきり声入ってますがご了承下さいw) pic.twitter.com/TidNFy33GQ
— T@KE✖️青に惹かれて。 (@take87bluelover) November 13, 2022
写真では分かりづらいですが、ケースバックには特別な刻印が。
個人的にケースバックへの刻印はムーブメント鑑賞の妨げになると思っていましたが、意外とそうでもなかったです。
エシカルゴールド パイングリーン
同じくパイングリーンから、ケースにエシカルゴールドを使用したモデル。
久しぶりに金無垢を着けましたが、ズッシリした重みを感じますね。
ローズゴールドだとグリーンの色味をハッキリ感じることができます。
ブティックの店員さんも仰っていましたが、金無垢ケースならブルーよりグリーンの方が色味のバランスが取れていて落ち着きが感じられます。金無垢の時点で落ち着いてないとかは言わない
僕はグリーンは全く好きな色ではないのですが、とても面白い組み合わせだと思いました。
エシカルゴールド アレッチブルー
同じくエシカルゴールドのアレッチブルー。
先ほどのグリーンと比べると確かに主張は増していますが、僕はやっぱり青が好きなのでこちらの方が好きですね(笑)
鏡で着けているところを客観的に見てみましたが、金無垢でも意外と品がありましたね。1本は持っていても良いのかなと思いました。
どこにそんなお金が!?
A223 フライング トゥールビヨン
そして今回僕を最も興奮させたのが、このフライングトゥールビヨンモデルです。
高級時計において高度な発明のひとつであるフライング・トゥールビヨン。誕生は1920年、設計を手掛けたのはグラスヒュッテの熟練時計職人アルフレッド・ヘルヴィグであると言われている。両側が固定されていた従来の伝統的なトゥールビヨンに対し、ヘルヴィグが考案したエレガントな構造は裏側に片方だけを固定するもので、そのためにケージ内でトゥールビヨンが飛んで浮いている(フライング)ように見える。
webChronos
見て下さいこの薄いケース。
このわずか8mmという数字の中にフライングトゥールビヨンが搭載されていると思うと、「すごい世界だな…」と改めて感じさせられます。
搭載しているのはショパールマニュファクチュールによって開発されたL.U.C 96.24-L。
22Kゴールド製のマイクロローターが目を引きます。ショパールのムーブメントといえばマイクロローターですよね。
通常のアルパインイーグルもマイクロローターが良かった…(笑)
厚さはわずか3.3mm!さらにCOSCクロノメーター認定とジュネーブシールを同時に取得しているという、とんでもないムーブメントです。通常モデルには何もない場所(6時側)にジュネーブシールの刻印がなされています。
薄さ8mmのフライング トゥールビヨン(笑い声が気持ち悪いのはご了承下さい) pic.twitter.com/R8ClNZmWwk
— T@KE✖️青に惹かれて。 (@take87bluelover) November 13, 2022
せっかくなので「アイスキューブ」と一緒に撮らせてもらいました。
アイスキューブは1999年に誕生したものですが、アルパインイーグルとの親和性があるデザインをしているので、一緒に着けると最高のシナジーを発揮しますね。
トゥールビヨンは買えませんが、これならいつか買っても良いかな…と思います。
ショパールの宣伝について思うこと
実は今回紹介している4つのモデルですが、トゥールビヨン以外の3つは今回の時計展でしか見れないモデルです。つまりこの記事を読んでいる方は明日ブティックに行っても見ることはできません。
そのトゥールビヨンも11/20(日)までしか展示されていません。これはブティックでお話を聞いて初めて知ったことです。
今回僕はパイングリーンを見るだけのつもりでショパールブティックに伺いましたが、このことを知っていたらもっと早く発信していました。
確かにショパールブティック福岡三越店は三越のウォッチストリートに属しておらず、物理的にも位置が遠いので宣伝を誰が担当するかは曖昧になるのかもしれません。だとしても、勿体ないと感じざるを得ません。
店員さんも嘆いていましたが、展示が終わった後にそのモデルについての問い合わせが結構あるそうです。
当然時計展が終わるとブティックからは消えるので見ることはできません。「時計展の時に来ていただけたらお見せできたのに~」という状態です。悲しいですね。
ですから、私でよければ非公式アンバサダーとして宣伝しますが、ショパールジャパンさんいかがでしょう…?
まとめ
パイングリーンの視察とブレスのコマ調整のために行くつもりが、思わぬ収穫を得られて大満足の日となりました。
フライング トゥールビヨンは本当に良かったですね…。
写真は撮っていませんが、ブレスもプッシュ式になっていてかなり使いやすい時計でもあるんですよね。
もし何かの間違いで購入することができた日には皆さんに見せて周りたいと思います。