今回はノモスの2023年の新作である「タンジェント ネオマティック ブルーゴールド」と、2022年末に登場した「クラブスポーツ ネオマティックポーラー」の青文字盤をレビューしたいと思います。
どちらもこれまでのノモスにはない青色で、発表時から気になっていたモデル。

それを同時に見る機会を得られたので、今回は記事にしたいと思います。
個人的にブルーゴールドの方が気になっていたのですが、クラブスポーツのポーラーブルーがとても良い青色をしていたのが印象的でした。
ご協力いただいた福岡天賞堂さんにはこの場を借りてお礼申し上げます。

それではいってみましょう
タンジェント ネオマティック ブルーゴールド
スペック
ケースサイズ | 35mm |
厚さ | 6.7mm |
ラグtoラグ | 43mm |
防水性 | 3気圧 |
ラグ幅 | 18mm |
機構 | 自動巻き |
パワーリザーブ | 約43時間 |
ベルト | ホーウィン社製シェルコードバン |
価格 | 489,500円(税込み) |


デザイン










この時計を見てまず思ったのが、「写真で伝えるのが難しい」ということです。それくらい角度によって色味が変わります。




このようにコントラストを効かせた光の当て方だと綺麗なサンレイ仕上げの青文字盤が見られます。僕はこの色味が一番好きです。


全体的に色の彩度が低いと思いました。宣材写真の青を期待すると少しガッカリするかもしれません。
なんというかスイートスポットの狭いダイアルだと思います。



一度見ただけなので、現時点での評価は難しいのが正直なところです。
リストショット




35mmなのでサイズ感は良いです。
ブルーゴールドには38.5mmサイズもありますが、タンジェントはラグが長めなので、サイズはこれくらいがちょうどいいかもしれませんね。


厚さ3.2mmのcal.DUW3001のおかげで、ケースの厚さもたった6.7mmしかありません。
DUW3001は2015年に発表されたムーブメントですが、まだまだ素晴らしいムーブメントだと思います。




クラブスポーツ ネオマティックポーラー
スペック
ケースサイズ | 37mm |
厚さ | 8.3mm |
ラグtoラグ | 47.7mm |
防水性 | 20気圧 |
ラグ幅 | 18mm |
機構 | 自動巻き |
パワーリザーブ | 約43時間 |
ベルト | ブレスレット(クイックチェンジ式バネ棒付) |
価格 | 495,000円(税込み) |


デザイン








こちらも先ほどのブルーゴールドと同じく、角度によって色味が全く異なります。
ですがその彩度は高く、鮮やかなブルーが特徴です。
角度によっては浅葱色のような色味も見せてくれます。
思ったよりグリーンを感じるので、そこが好みの分かれ目となりそうです。


こちらは宣材写真に近い色味ですね。
個人的に鮮やかな色味が好きなので、惹かれました。
リストショット








ケースサイズは37mmですが、ラグが長いので結構ギリギリです。
ケース径40mmのアルパインイーグルと比較しても縦のサイズはそこまで変わりません。


それよりもその軽さに驚きましたね。ブレスレッドタイプでは感じない軽さでした。



このブレスレットは突然出てきましたが、ノモスが手掛けているのでしょうか…?
見た目は平凡な3連ブレスですが、質感は悪くなかったです。
バックルに向かうにつれてブレスの幅が狭くなっているのは、着け心地の良さに寄与するでしょう。クイックチェンジにも対応しています。
ケースの厚みも8.3mmと十分なので、手軽にスポーティーな時計を楽しみたい人にはピッタリだと思います。
ラグスポ…と考えるにはやや無理がありますが、毛色が似ている時計の中では破格だと思います。
管理人はどちらかを買う?


タンジェントブルーゴールドにはかなり期待していたので、正直色味のイメージ違いに少しガッカリしています。
ただ、35mmというケースサイズは手持ちの時計にはないのでそこは魅力的です。
クラブスポーツポーラーは色味は良かったのですが、着けるシーンを考えるとアルパインイーグルと丸被りするので残念ながら無しかなと…


純正ナイロンストラップに変えるという手も考えましたが、ちょっと無理があります。
仕事時計で使うならノンデイトとパワーリザーブの短さが気になります…なかなかうまくいきませんね(笑)



お互いのダイアルを換えて販売しよう(無理)
まとめ
色味について個人的には思うところがありましたが、間違いなくこれまでのノモスの青とは一線を画す色味です。
青文字盤好きとしても、ノモスからこのような色味が登場した意義はとても大きいと思っています。
特にクラブスポーツ ネオマティックポーラーは、幅広く使える万能性の高い1本に仕上がっていると思いますので、気になる方はぜひ実機を手に取ってみて下さい。



